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『日本人の戦争観  戦後史のなかの変容』吉田裕著
satotarokarinona.blog.fc2.com/

 “著者はこの時期政局の中心にいた小沢一郎の『日本改造計画』に注目する。「そこには明らかに、羽田首相の「結果としての侵略戦争」論と同質の歴史認識が示されているのである」。

「こうした小沢の議論の中で特に注目しておく必要があるのは、彼の問題意識の根底に、アジア地域で日本が積極的なリーダーシップを発揮する際の政治的障害としての戦争責任の問題、という発想が感じられることである。したがって、そこで強く意識されているのは、アジア諸国の世論にいかに効果的にアピールするかということだけであって、戦争の侵略性や加害性を認める方向での政策転換にみあう形で、日本人自身の意識改革をいかに行うかという問題関心はきわめて希薄である。具体的にいうならば、学校教育における近現代史教育の重視といった問題や、侵略戦争の実態を隠蔽することに終始してきた感すらある教科書検定制度の抜本見直しという問題は、ここでは全く視野の外に置かれているのである」。”

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『日本人の戦争観  戦後史のなかの変容』吉田裕著
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 “ちなみにこの「学問」を持ち出して侵略か否かを明言するのを拒むというのはすでに六〇年代、七〇年代の佐藤栄作や田中角栄の時代から行われてきたことで、安倍晋三もこの「伝統」に倣った。まともな歴史研究者で日中戦争を侵略ではなかったなどという人はまずいないわけで(日本が攻撃されたわけでもないのに首都をはじめとする主要都市を次々と攻め落としたうえで支配しておいてこれを侵略でないとするなら、地球上の歴史において侵略戦争などほとんど存在しないことになってしまう)、この意図が「学問」的知見の尊重でないのは言うまでもない。”

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『日本人の戦争観  戦後史のなかの変容』吉田裕著
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 “そして羽田内閣が誕生すると、羽田は「侵略戦争」という言葉を頑なに拒み、「侵略的な行為」という表現にとどめた。国会で志位和夫から「あの戦争全体の性格、目的が侵略であったという戦争全体の認識」となる「侵略戦争」と、「個々の行為の問題」と言い抜けできる「侵略行為」という表現では「全く次元が違う」と追及されると、羽田は「私は、あなたのような学問をされる、あるいはそういう追求する型の人間じゃありません……ですから、そうやって一つずつ詰められれば、何というのですか、いろいろな問題があるかもしれません」と「ひらき直りとも思える答弁を行っている」。”

印象的な詩はあるが、詩そのものよりもそれを教えてくれた相手とのやり取り方があって、詩が残った。

いいなと思うことはあるけど詩(短歌、俳句を含む)全然わからない。小説がわかるかと言うと全然わからない。わからないまま好きでいる。どこがどう好きなのか、は考える。なぜ苦手なものがあるのかも。

なぜ休日に吐き気や頭痛や腹痛が起こるのか。

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週末に限って具合が悪くなるのは、仕事のある日の強い緊張が少なくなったギャップなのかと思う。

『従順さのどこがいけないのか』と同じ著者というのもあり読んでみたい。

『反逆罪 近代国家成立の裏面史』iwanami.co.jp/book/b653996.htm

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『図書』2024年11月号 目次 【巻頭エッセイ】将基面貴巳「反逆者も国家のために死ぬ」
tanemaki.iwanami.co.jp/posts/8

 “しかし、「国家のために死ぬ」のは自己犠牲も厭わない熱烈な愛国者だけではない。サービス・プロバイダーとしての粗末な仕事ぶりを批判されても国家はあまり気にしないが、「聖なる価値の貯蔵庫」としては、その聖性が疑問視されたり脅かされたりすることを絶対に許さない。国家の神聖不可侵性を蹂躙すること、それが反逆罪である。”

気になる。

『「それ」のあったところ: 《ビルケナウ》をめぐるゲルハルト・リヒターへの4通の手紙』
shin-yo-sha.co.jp/book/b650987

買ったダウンコートが裾に向かって広がっている(末広がり?)デザインで、足元から外気が入り込んで腹が冷える。

広告そのものが動かない、たいていは白黒である、音がでない、ネットの広告よりましなところ。ましでも嫌。

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他の雑誌、書籍もそうだけど、新聞は歴史修正と代替医療とヘイトの広告を掲載するのをやめてほしい。日常的に目にするものなので。

ヒヨドリっぽい鳥が遠くに飛んでいたりする。カラスは大体二羽か三羽。

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 “9.11.をコーツはブルックリンから目撃していた。「その日ニューヨークにいた全員に物語があると思う。……煙がもうもうと立ちのぼり、マンハッタン島を覆っていた。……だけどアメリカの廃墟を見つめながら、僕の心は冷めていた。僕には僕だけの惨事があった。僕たち黒人を異様に警戒する警官たちの例に洩れず、プリンス・ジョーンズを殺した警官も、アメリカ国民の暴力装置だった。……マンハッタン島南部が、僕ら黒人にとってはいつでも「グラウンド・ゼロ」だった歴史を考えていた。彼らはそこで僕たちの肉体を競売にかけていたのだ。荒廃した、いみじくも「金融街」と名づけられた同じ場所でね。……だけど、ニューヨーク市のあの場所に恐怖テロを持ち込んだのは、ビン・ラディンが最初じゃないのは確かだ。……その後の数日間に僕が目にしたのは、滑稽なほどに飾られた国旗の列、消防士たちのマチズモ、そして凝りすぎたスローガンだった。クソ食らえだ。プリンス・ジョーンズは死んだんだ」。”

訳者 池田年穂氏 特別寄稿「キング・トランプ&プリンス・ジョーンズ」
keio-up.co.jp/kup/gift/coates.

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