“この『自発的隷従論』をどう捉えるかということがすごく重要になってくると思うのですが、私が『自発的隷従論』を何で知ったかというと、アナキストがしょっちゅう引き合いに出していたからです。この本はアナキストにすごく愛されてきたのです。なぜ愛されてきたかというと、アナキストの場合の本書への力点は「われわれの意志でいつでもこの社会をやめられる」というところにあったからです。「われわれの意志がこの社会を成り立たせているなら、われわれの意志でいつでも撤回できるんだ」と。つまり、アナキストによる自発的隷従論への愛は、「大衆は権力を欲望した」といったところには、少なくとも力点がない。”
https://www.ibunsha.co.jp/contents/sakai_nakamura_hirata03/
天皇制と戸籍は、いかなる関係にあるのか?
https://www.webchikuma.jp/articles/-/1880
“筆者は前著『戸籍と無戸籍──「日本人」の輪郭』(二〇一七年)で、天皇家は戸籍を超越した存在であるとして、日本国家におけるその歴史的な特殊性について言及した。本書では、天皇制と戸籍をめぐる法および社会の構造と思想をさらに明瞭に浮かび上がらせることで、「家」や「血統」というものの意味を、「国家」や「歴史」の観点から問い直していく。
具体的には、以下の課題に取り組むこととする。
第一に、天皇および皇族が戸籍をもたないこと、換言すれば、戸籍が「臣民簿」として存在し続けていることの歴史的意味を検討する。これに関連して、天皇家が氏姓をもたないという事実を通して、日本人にとって氏姓とは何であるかを問い直したい。”
アレクシエーヴィチとの対話
「小さき人々」の声を求めて
https://www.iwanami.co.jp/book/b583375.html
“一九世紀の「デカブリスト」の時代から今日まで、朝鮮で、中国で、スペインで、全世界の至る所で、どれほど多くの善き人々が「ユートピア」に夢を馳せたことでしょう。上記したゾルゲ機関の人々は、そのごく一部にすぎません。しかし、今日では、この夢は裏切られ、破れたというほかありません。あなたがノーベル賞受賞講演のタイトルを「負け戦」としたことは、まことに象徴的です。人類史最大の「ユートピア」プロジェクトが破綻する過程を身をもって経験したあなたが、恐るべき説得力とともに私たちに伝えていることは、そのことです。”
“私たちは「負け戦」の痛みを自覚しなければならない。しかし、それでも「善の側」に立ち続けなければならない。しかし、いかにして......。”
#読書
第一五章 長い道──スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんへの手紙
徐京植
『知っていますか?戸籍と差別』
https://www.kaihou-s.com/book/b576829.html
“日本特有の戸籍制度は、女性、婚外子、外国人、被差別部落出身者などへのさまざまな差別をつくりだしてきた。戸籍の歴史・仕組み、差別の実態、個人情報保護の国際的視点からみた問題点などをイラストを交えわかりやすく解説。”
『ユダヤとイスラエルのあいだ 民族/国民のアポリア』その1
https://satotarokarinona.blog.fc2.com/blog-entry-1488.html
“このように恣意的なものであり、「血統主義を守るため政府が固執した戸籍至上主義」であるが、そもそも「起源において血統主義を裏切っていたのだ」。ではなぜ日本政府はその戸籍に固執するのか。
「戸籍研究者の佐藤文明によれば、それは端的に「天皇教徒名簿」あるいは「皇民簿」だ。なぜならば、天皇および皇族は、「皇民」たちが帰属する対象であるため、戸籍には入らないからだ。したがって、戸籍は、厳密には国家への帰属ではない」。”
『ユダヤとイスラエルのあいだ 民族/国民のアポリア』その1
https://satotarokarinona.blog.fc2.com/blog-entry-1488.html
“「近代国家が明治に発足するのに合わせ、近代的戸籍は明治五年、一八七二年に壬申戸籍によって始められた」。「ここに初めての「日本人」、いわば「原日本人」が誕生した。これは「真なる日本民族」的実体を意味するのではない。むしろ正反対に、民族的実体とはまったく無関係に、壬申戸籍発足時において「日本」に「居住」していた人間がすべからく登録対象になったのだ」。
「朝鮮半島や中国大陸やその他の東南アジアや南アジアなどから渡来して居住していた」「海外出身者」と「その子孫も無差別に登録を迫られた」一方で、「アイヌ民族をはじめとする北方所詮住民や出島など特定の居留地在住の「外国人」」は「除外」された。”
Our mistake was to think we lived in a better country than we do | Rebecca Solnit https://www.theguardian.com/commentisfree/2024/nov/07/us-progressive-election-trump-maga?CMP=share_btn_url
レベッカ・ソルニット 自動翻訳 blueskyの方から。 “彼らは深く傷ついた人々であり、気候、人権、特に女性の権利、トランスジェンダーの権利、移民の権利、そして米国経済を含む他のすべてに損害を与えるようになったようです。私たちの残りの人々と世界の残りの人々は、このような男たちが自分の後始末を決してしないので、後始末をすることになります。”
サイエンスへの招待/「ネット右翼」は弱者ではなかった
広報誌「淡青」42号より
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/features/z1304_00115.html
“ネット右翼には、社会経済的に豊かでない、孤立した弱者などのイメージがもたれてきました。私は調査会社のモニター77084人に対するウェブ調査データを用い、こうしたネット右翼像が妥当なのかを検証しました。ネット右翼を排外主義的・保守的な考えを持ち、インターネット上で政治的・社会的テーマについて意見の書き込みや拡散を行ったことのある人、と定義し、非ネット右翼との比較を行ったところ、教育水準、世帯収入、婚姻状態や相談相手の有無に違いはみられませんでした。”
子どもを生まない女性に対して当たりがきつい。実子がいないと駄目。白人男性以外は大統領は黒人(指導者)に相応しくない。ヘイトクライムの懸念。
https://open.spotify.com/episode/7p74LGtEAyGhdxtgmZDaN1?si=xs47fhVmTgaZ-YrVaJXBaA&t=2133
日本の市民団体「長生炭鉱の遺骨発掘作業、政府が積極的に取り組むべき」
https://japan.hani.co.kr/arti/international/51558.html
“日本の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会(刻む会)」と大椿裕子参議院議員(社会民主党)は6日、東京の衆議院第2議員会館で記者会見を行い、「長生炭鉱での強制労働による犠牲者の遺骨返還に向けた発掘作業で、政府は共に課題を解決していってほしい」と述べた。彼らは厚生労働省の人道調査室に対し、日帝強占期の労働者の遺骨返還に向けて1千万円(9070万ウォン)以上ついている予算を用いて長生炭鉱の水没事故犠牲者の発掘に取り組むよう求めた。刻む会は、厚生労働省は関連予算を確保したにもかかわらず、実際は今年5万円程度しか執行していないことを把握している。”
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takako3599@ohai.social こっちも