『文学が裁く戦争』
iwanami.co.jp/book/b635086.htm

 “しかし、天皇を棚上げにしたまま、溥儀への憎悪を語っている世論は、戦争裁判と戦争責任を「われわれ」の問題として引き受けていないようである。[前略]中野は、この問題にこだわりを見せる。ずらされた憎悪の向け方と肝心な問題を回避しようとする心理は連動しており、そこに「正義」の問題が横たわっていることを認識していたからだ。”

第一章 東京裁判と同時代作家たち

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