19.すべてのオメラスから歩み去る人びとへ──反平等の時代と外部への想像力https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1107&ct=8
“それは多数の幸福の側に立つのか、ひとりの不幸の側に立つのか、どちらを選択するのか、といったものではなく、だれかをふみにじりながらみずからが安逸であることに、人間はどう心が乱されるのか、どのようにふるまうのかといったありようをみつめ、そのように心を乱され、ときに行動に移す、その人間の存在のしかたに、ある種の希望を賭けているのである。”
「オメラスから歩み去る人びと」
『風の十二方位』収録https://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/10399.html