この本に書かれていた、身体にあらわれる抵抗についても思い出す。

フーコー「蜂起は無駄なのか?」
「人は蜂起する。これは一つの事実だ。そのことによってこそ、主体性(偉人のではなく、誰でもいい人間の主体性)が歴史に導入され、歴史に息吹をもたらす。
 非行者は、濫用される懲罰に抗して自分の命を賭ける。狂人は、監禁され権利を剥奪されて、くだびれはててしまう。民衆は、自分たちを抑圧する体制を拒否する。そんなことをしても、非行者は無罪にならないし(...)明日を保証されはしない。(...)混乱したこれらの声が、他の声よりうまく歌っているとか、真なるものの深奥を朽ちにしているなどと見なす必要はない。
そうした声に耳を傾け、その言わんとするところをわかろうとするということに意味があるには、そうした声が存在し、これを黙らせようと執念を燃やすあらゆるものがあるというだけで充分だ。」
 

哲学で抵抗する 高桑 和巳
shueisha.co.jp/books/items/con

 
この本に書かれていた、身体にあらわれる抵抗についても思い出す。 フーコー「蜂起は無駄なのか?」 「人は蜂起する。これは一つの事実だ。そのことによってこそ、主体性(偉人のではなく、誰でもいい人間の主体性)が歴史に導入され、歴史に息吹をもたらす。  非行者は、濫用される懲罰に抗して自分の命を賭ける...
フォロー

「これを黙らせようと執念を燃やすあらゆるもの」に自分はなってはいないか、と思う。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。