世間ではTBSビデオ問題と坂本弁護士一家殺害事件を知らない人も増えてきただろうと思うけど、日本でマスコミに関わる仕事をする者として知らないなんてことは許されないと思う。研修等でしっかり教育すべきこと。
だいたいNHKは2001年にも従軍慰安婦に関する番組を内閣官房副長官だった安倍晋三らに事前に見せて検閲させた上、番組改編するというとんでもない事件を起こしていて、その反省もきちんとすることができていないのよな。今回の事件を見ていると、番組制作に関わっているスタッフの放送関係者としての矜持も自覚もまったく感じられないよな。
大学のゼミの学生には、受験産業でアルバイトをしている人がある程度いる。
その学生達が言うには、都内の高偏差値の大学の私大の学生には、低い偏差値の大学のことを「Fラン」などという言葉で貶める習慣がかなり広がっているようだ(東大などもそうかもしれない)。
これは端的に言って、たいへんよくない傾向である。
たかが18歳かそこらまでの、しかも受験パズルの巧拙によって、「人」の価値が左右される筈もない。しかも、このパズル競争の結果は、統計的には親の所得・資産に相関していることは、はるか昔から実証されている。
学生たちの話を聞くに、どうも昨今の大学生達には「人は生まれながらに平等である」という「常識」が浸透していない節がある。
一方、チンパンジーと同じく「ヒト」も青年期は激しい「承認」をめぐる闘争に晒されるのは事実であり、他人を「下げる」ことで自己を肯定しようとするメカニズムが作動しやいのは自明の理。
しかし、他人を「貶める」ことで自己を肯定しようとする心性の蔓延は、結局「ネトウヨ」の温床へと繋がる。
勿論、「承認」をめぐる闘争、ヘーゲル以来哲学的にも厄介な問題ではある。しかし、現在新自由主義的「生の様式」は、この「闘争」を負のベクトルへと極端に加速させているようである。
台湾に来てから、日本統治時代に関係する博物館の職員さんや、クィアなお店の店員さんたちに本当に親切にして頂いている。なので、必ずどこかで論文にしようという思いが強くなった。私のアイデンティティやルーツあるいは研究分野について話すと、とても積極的に色々教えてくれたり、プチツアーみたいに横で説明してくれたりするの、ありがたすぎて……。
でも、こうして私に時間を割いてくださるのは、こういう所にあまり人(特に日本人)が来ないからという理由もたぶんある。実際に「日本人ここ(植民地時代に関する博物館)にあんまり来ない」と仰ってた方もいて、なんとも言えない気持ちになるね。
日本人は台湾にたくさん観光に来てるけど、ごはん食べたり綺麗な建造物を見たりして楽しんでも、歴史は学ばないまま帰る人が多い。それって "They love our culture, but they don’t love us. (かれらは私たちの文化は好いているが、私たちのことは好いていない)" そのまんまで、今も植民地主義は観光に形を変えて存在しているんだよなと再確認した。
華語圏の権利運動についても、その運動が日本含む他国との連帯してきたことについても、もっと知りたいし関わりたいし伝えたい。今後少しずつ書いていきます。
星野リゾート、なぜ西成周辺?観光需要戻り「豪華さではなく希少性」
https://www.asahi.com/sp/articles/ASRBD5QRYR9SUTIL00F.html
最近読んでゲロ吐きそうなほど不愉快になったニュースが、星野リゾートが西成周辺にホテルを建てることで。ドヤ街の1500円の簡易宿所の近くに38000円からの高級ホテルを建てて、従業員が客を連れていく西成ディープツアーを開催するんだってさ。
多分、小山田圭吾の件もあったからか90年代の鬼畜系サブカルは最近総括されている印象だけど、旅行関連では「ディープ」という言葉が悪い意味でずっと使われ続けている。少なくとも、私は使いたくない言葉だ。
「一連の流れを生んだきっかけの1つに、2012年に大阪市が、当時は市営だったバス運転士の年収を4割もカットしたことがあると考えている。
在阪の大手私鉄系バス会社の最低水準に合わせる引き下げとはいえ、4割というのは普通は考えられない数字だ。しかし当時は市営バスの運転士は高給取りというイメージがついており、多くの人から歓迎された」
BT
本当にそう。
「人員が不足」ってすぐ言うけど、政府が予算を出して全国でバスやタクシーの運転手さんの養成をして、毎月の月給も一定程度かならずもらえるように保障すれば解決する話では?と毎回思ってしまいます。
最近よく聞く「2024年問題」だって、実際には今からでも国がお金をだして人を育てて、働いてくれている人たちの待遇をきちんとするしかないと思うのですが。
(日経は例によって「女性の労働」とか「ギグワーク」で乗り切ろうみたいな無茶なことを今日の一面トップ記事で書いていましたが)。
こう言うとまた政府の側の人たちは財源が~って言うのだろうけど、市民の最低限の生活インフラを守ることよりも優先すべきことなんかないと思います。万博とか兵器とかに使っているお金があるんだったら、まずこっちに使って欲しい・・・。
国会ニュース見た。
維新の音喜多が社会保障について高齢者に手厚く若い世代に厳しいと「世代間格差の是正を」とまた高齢者憎悪を煽っている。やめろ。
高齢者が優遇されているならどうして過酷な真夏の交通整理やガードマンが高齢者だらけになっているんだ。もうずっと高齢者への社会保障なんて削られ続けているのに。こんな煽りに乗せられないで皆ちゃんと現実を見てほしい。商業施設の清掃員も本当高齢者だらけになったのに…。
格差は世代間でなく階層間にある。是正すべきは富裕層優遇。
ハンギョレのこの記事はすごい。 https://japan.hani.co.kr/arti/opinion/48169.html
イスラエルとパレスチナのガザ地区がある東地中海沿岸には、莫大な埋蔵量の天然ガスがある。イスラエルの発電量の70%以上を同地域のガス田が担っている。問題は、イスラエルが資源を独占するためにパレスチナの主権を奪ってきたということだ。1998年に発見されたガザ地区沿岸のガス田「ガザマリン」には、パレスチナをエネルギー独立国にしても余るほどの埋蔵量がある。パレスチナ解放機構(PLO)の初代議長ヤセル・アラファトは、ガザマリンは「神からの贈り物」だとし、「パレスチナ独立国家建設の堅固な基盤」になるだろうと述べた。しかし、イスラエルは2000年からパレスチナのガス田への接近を禁止し、ガザ地区沿岸の封鎖区域を広げてきた。最近は米国の支援を受け、イスラエル・キプロス・ギリシャをつなぐ海上パイプラインを、2025年の完成を目指して建設している。このパイプラインは欧州連合(EU)の需要の10%ほどの天然ガスを送ることができる。そして欧州はウクライナ戦争以降、ロシア産の天然ガスへの依存を減らし、イスラエル産の天然ガスの輸入量を増やしている。
「木造こだわる河村市長、無理なら「全員切腹」 対立拡大に透ける思惑」
https://www.asahi.com/articles/ASRB35TFVR9QOIPE00Z.html
市長という権力者が「全員切腹」とか言うの全然洒落になってないんだよな。
それに当時の築城者は当時手に入って実現できる中で最も燃えにくく崩れにくく機能的な材料と構造を模索して作ったはずで、「史実に忠実な木造」とか「時代考証的にエレベーターはありえない」などと言うのは的外れだし、二重の意味で時代錯誤をやらかしている。
特に河村市長がコスプレしていた宗春公など、もしエレベーターや鉄筋コンクリートや制震構造ようなものが手に入っていたら、「それはよいものじゃ。ぜひとも備え付けよ」と言っていたのではないか。
サントリーは不買してるし、マクドナルドとスタバもできるだけ避けたいなと思うようになったし、よしもとがアレなのでお笑いも見る気分じゃなくなってきたし、あれ以来山下達郎のSUNDAY SONGBOOKも聴く気になれなくなった(再発レコードはあの件の前に予約してたので買ってしまった笑)。
そういうのをポロっとこぼすと「やせ我慢すんなよ、お前ひとり不買したって何も変わらないよ(笑)」と言われるのだけど、良いんだよ。私には私の判断基準があって、出来るだけ嫌だなと思うことに加担したくないだけなんだ。突き詰めていくととても生きづらくなるんだけど、遠くのことも私の暮らしと地続きなんだという意識は無くしたくないし少しでも自分ごとで考えたいよなあ。
結局は自己満足なんだろうけどもね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/179c3bf3285c26d0f58719a35903124ca938b903
そら、この状況では「止める」以外はあり得ない。
そのへんのぐだぐだoffice worker (センピ系)。たまに研究も。