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ニコール・ホロフセナーといえば『ある女性作家の罪と罰』『おとなの恋には嘘がある』も好きだし、キャサリン・キーナー、フランシス・マクドーナンド、ジョーン・キューザック、そしてジェニファー・アニストンが長年の友だち(!)っていう『セックス・アンド・マネー』も地味に細部が忘れられない。断固髪を洗わないマクドーナンド、化粧品売り場渡り歩いてサンプル集めたりチューブの残り絞り出したりするアニストン、疎外された夫にできた男友達の男らしさを排した付き合いとか。

Amazonで『地球は優しいウソでまわってる』観た。ニコール・ホロフセナーは中年のささやかで複雑なドラマを書くのが本当に巧くて好き。世界が崩壊しそうな時に、他人にすれば小さな世界の他愛ない問題だけど、その一つ一つが大切に描かれるのはセラピーみたいなもので、きっと無駄でも必要な時間だから。邦題の通りといえばそうだけど、人を顧みない本音が無闇にもてはやされてしまう風潮へのアンチテーゼと思えて、地味によかった。

10月恒例JGJの31日間31ホラー、今日のおすすめは『CURE キュア』!あまりに怖すぎそうだから私は観てない…

フラナガンの秋はこないけど、今シーズンも無事に第12回JGJおすすめホラー映画マラソンが開幕しました。1本目は例のオズ・パーキンズのLonglegs!

気になってた『マダム・ウェブ』観た。良く出来てると思う部分ともっさりして垢抜けない部分の落差があるけど、私は好きー。人助け映画!基本スパイディ・ユニバースはみんな好きだし、特にこれはダコタさんがガールズの師匠、リーダー役にカッコよくハマっててとてもよい。救急車とかキャブの実用性(人を乗せるためにある)と、オシャレしてないのにオシャレ(何故かメイクはバッチリ)なダコタさんの組み合わせ!格闘技でなくカーアクションなのも、その方が似合う。
しかしアダム・スコット、シドニー・スウィーニー、タハール・ラヒム、エマ・ロバーツ、ゾーシャ・マメット…個人的によく見るユニバース(何と言ったらいいのか、マイ次元での常連的な人たち?)の詰め合わせで、ここに集まるか?って、それこそデジャヴを見るみたいなキャスティングだった…!

ミステリーでもSFでもなんでもいいからエンタメな本が読みたいな。何かおすすめありましたら、ふんわりと教えてくださいませ(なるべく手に入りやすいもので…)。

あちこちの配信サービスに観るつもりのお気に入りリストが溜まりすぎ。

当地でも『ヒットマン』順次公開になってた〜11月くらいかな?よかった。

『恋するプリテンダー』観たわん。色んな意味でやたらと開放的!身体(下半身)も開放的!みんなして恋の芝居するのもダダ漏れだし、イチャイチャも開放的。年の差が気になるものの、そこへの言い訳も悪びれなくオープン!脱いで飛んで落ちて脱いで泳いで走る&歌う!「から騒ぎ」をガイドラインにしてるから家族らがやたらと人の恋路に口出しするけど、とにかく大勢集まって賑やかな祝祭の場を作るんだよね。
まあグレン・パウエルはどうしても『セットアップ: ウソつきは恋のはじまり』(こっちはシラノ翻案だ)が良すぎたからそれに比べると物足りなさはある。けど、強い日差しのビーチで2人の佇まいとキャラクターが淡いトーンの清涼感。こうしてみるとシドニー・スウィーニーってギズモに似てるな…

『シャーリィ』観た(今度こそ貸切かと思ったら、他にカップルが一組)。やっぱ色々読んでればもっとアレはこれ的なことがわかるんだろうなと察しつつ、けど面白い。タイプライター映画で崖映画だった。
エリザベス・モスとジュリエット・ビノシュとイザベル・ユペールが対戦(魔力で?)したら誰が最強だろう…

えっ、Amazonプライムで『恋するプリテンダー』が100円レンタルになってるんだけど!他にも劇場未公開のレナ・ダナムやニコール・ホロフセナー新作やブック・オブ・クラレンスも…一気に借りまくったわさ。

今頃気付いた大きな思い違い。フラナガンはねじの回転じゃなくてアッシャー家の惨劇だった!どっちにしろ怖そう。

全く意識せずにApple TVでミュージカル『カム フロム アウェイ』を観始めたら、ちょうどその日だった。

やったー、いつも利用してる輸入盤オンラインショップで購入できそう!

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ヘンリー・ジェイムズ「ねじの回転」を読んでみた。映画化は何パターンか観てるけど、名作らしい『回転』は観てない(すごく観たい)。
なので粗筋知ってるはずなのに、原作は最後まで先が読めず。ただ、延々と饒舌に続く語りの巧さで、何が恐ろしいもの、悪きものなのかはジワジワ伝わってくる。入れ子構造なのに閉じないまま終わるのがすごいし、ねじの回転ってタイトルが一番怖い…
そういやフラナガンもつい最近翻案映像化したっけ。どうなってるんだろ。怖そう。

『モンキーマン』観た。「デブ・パテル 怒りのデス・ロード」だった。マッドでヴァイオレントな復讐劇、一度死んで蘇る名無しの英雄の旅。確かに神話だし、名前を捨てた主人公が民衆にそう呼ばれることで名前を得る話。
狂気で突っ走る個人戦アクション、スタイリッシュな団体戦アクションと、前半後半でアクション演出の違いがくっきり。後半のがジョン・ウィックぽいけど、割れない窓!とかカオスな肉弾戦の方が面白かったな。爛れた手や漂白のアイコン性、神々の寓話性、血と水と油の入り混じったビジュアルと、畳み掛ける民族楽器がサイケデリックなイメージ。それにしてもデヴ・パテル(正しくはデーヴ・パテール?)すっかり立派になって…頼もしいね。

フラナガン『HUSH』の特典付きコレクター・エディションBlu-rayが出る!但し、米国カナダのみの発売……日本でも買えないかなあ(ジタバタ)

長年タイトルは知ってても観る機会がなかった『100人の子供たちが列車を待っている』をwowowでやっと観られて嬉しい。この頃のミニシアター映画って当時得た情報だけはよく憶えてるんだよね。すごくいいドキュメンタリーだった。
映画館に行ったことない映画を観たことのない子どもたちのための「映画教教室」なんだけど、まずはゾートロープからってのが驚きだった。これも物理!(『エンドロールおつづき』とは意味合いが違うと思うけども)フィルムがイモムシになって行進するのも好き。もちろん上映会もあるし、映画の仕組みを学ぶこと、小さな穴から自分の目で見ることが喜びに繋がっていくんだ。

9月のNetflix、ジェレミー・ソルニエ久々の新作と、ナターシャ・リオン&エリザベス・オルセン&キャリー・クーン三姉妹の『喪う』(Netflixらしい邦題!)が入るというので、ちょっと誘惑。『失明に関する所感』のピーター・ミドルトン監督のアポロ13ドキュメンタリーも気になる。

映画館で帰りのエレベーターで乗り合わせたりした見知らぬ人と挨拶することがたまにある。先日も自分含め2人しかいなかったんで、そういう時って妙に連帯感も感じるし、帰り際におやすみなさいって声をかけてしまった。そりゃあ誰にでもってわけじゃないけど、良い映画観た後だと余計にそうしたくなるよね。

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