一昨年辺りからデラウェアの人気が半端なく収穫が終わってからも問い合わせ多くて悩みのタネ。うちはもう収穫が終了したのでないけれど直売所だったらまだあると思うので行ってみたらどうですかと直売所の場所やら色々説明して対応したのだけれどSNSであの農園は一見さんには売ってくれないとか冷たいとか言ってもいない事やしてもいない対応をツイートしてくれたらしくもうほんとうに嫌な気分になった。今年は穏やかに過ごしたいから電話しないでね。あなたには食べて欲しくない。
という近い昔を思い出しながらデラウェアの房整理の時期になっていたので2番と3番を残して 1新梢につき2房付けるって作業を曇り空を見上げながら始めている。
  

休憩のちょうどいい場所に干したまだまだ途中の干し柿をつまみながら  

いい感じに育った初めてのシャルドネ4房。ひと粒つまんで口に放り込むと皮も柔らかくなっていてタネを齧ると渋さがふわっと広がった。
朝の食卓用に。

朝からYouTubeでNeil Young & Crazy HorseのBarnを聴きながら使用済み透明袋の整理をしています。休憩は友人が作ってくれたケーキとコーヒー。ケーキはうまく切ることができなかったけれどこんな感じでクイーンルージュがてっぺんに。
ヤング達が録音中の丸太小屋スタジオにはいい子にしているワンが2匹いてつい見てしまい仕事の手が止まってもう昼。 

先週末に全ての品種の出荷と発送が終了し、自分たちへのお疲れ様用に残してあったぶどうをはじめてゆっくりと口に入れ、今年も静かな山村でこんなに美味しいぶどうをたくさん収穫できた事に感謝しました。
クリスマス用にクイーンルージュとシャインマスカットを冷蔵庫に保存したし、ありがとうの礼肥も蒔いたし、最後の薬剤散布も終わったし・・・これでやっとひと息つけるかなっという場所に着いてぼーっとしています。
写真は葉と支え棒の影にそっと隠れていたパープル。見つけてごめんね。 

3房入れる予定だった2キロの箱に2房しか入りきらないので、ひと房づつ紙袋に入れて手渡した。明日の出荷で終わりにする。眠いし今はそれしか言えない。

いい子にしていたワンと遊んでから、直売所用に夜なべ。

皮ごと食べるシャインとパープルを毎日食べていたら胃が疲れました。そこで今朝は皮を剥いて食べるピオーネを食卓に。この酸味と甘さ!これだよこれ!いいですねピオーネ。
写真はカミさんが剥いたピオーネです。このように薄く剥くには熟練の技を要しますが、このように丁寧に皮を剥いてから食べると人生が変わります。ゆっくり挑戦してみてください。

ピオーネの根元に近い房を取ってきました。房の下は糖度18度で出荷基準をなんとか満たしていました。根元から遠い房から糖度が上がりますので根元の房が基準を満たしていると安心して収穫できます。
ぶどうの糖度は品種ごとに決められた出荷基準糖度がありその糖度はその品種がもつ特性をいちばん感じていただける度数です。糖度が高ければ高いほど美味しいかというとちょっと違っていて、酸味が残っていないと甘さだけのぶどうになり熟しすぎたと言って肩を落とす仲間もいます。収穫日は栽培者の求めている甘さ渋さ酸っぱさのバランスいわゆる食味ってやつで決めているので、ここに皮の厚さ固さが加わると時期を迷って迷ってもう朝まで眠れません。

忘れられない甘さです。幾度目かの初恋のように。

デラウェアの収穫が終わってからしばらくして、園の中はデラウェアとはまた違ったとろけるような甘い匂いが漂いはじめます。時代遅れのナイアガラ。数年前都会で暮らす友人に送ったところ、初めて食べたらしくこのナイアガラに驚かれました。この品種は皮が非常に薄いため潰れやすく輸送が難しいので地元産地のスーパーにしか流通していません。そして、栽培が難しいのに加えて価格が安いため農家のみなさんはシャインマスカットなど高価格帯の品種に植え替えてしまい、最近は栽培農家も少なくなっています。私も昨年は3本切りました。今年はワイナリーへの出荷と友人に送るためだけのものです。
地域の子ども達はこのナイアガラの甘い匂いが漂う中で育ちます。ナイアガラの固定ファンは多く、私も大好きな品種です。

しなのスマイルの味見、ということで朝のテーブルに。袋を少し開くだけで香りが漂ってきました。ひらがなのような優しい香りです。もしこのぶどうにどこかで出会ったら迷わず手に入れてください。私が世界中で一番好きな、皮を剥いて食べる時代遅れのぶどうです。

ハサミが滑って・・・ひと房1万円の房を(ウソ、笑)半分のところでスパッと切ってしまいました。たまーにあるんです、こーゆーこと。なんとも暗い1日でした。

盆棚にデラを積み上げ息をつく

2023年のデラウェアはベレゾンに入った頃から日照りが続き粒の萎みが心配されました。通常は房までの副梢を削除して副梢に行く養分を房に持ってくるという栽培方法を取るのですが今年は副梢を削除せず笠を二重にして日照りを防ぐことにしました。
私の園は他の地域と違って日照時間が少なくお盆までに収穫できる葡萄はデラウェアだけになるため私のデラウェアは盆棚用として親戚に配るのが栽培本来の目的です。それとごく親しくさせていただいている友人知人にもお中元がわりに届け、残りを出荷に回しました。

というわけでデラウェア出荷終了!!

我が家では、ひと房をみんなでつまんで食べる事はしません。このように切った小房をそれぞれが片手で持って食べています。
  

長かった袋かけが無事全て終わってあとは新梢管理だけ。というタイミングでデラウェアの注文メールが入ったので、仕上がりも価格も未定でまだまだ先になりますが承りましたの返事をするためにそっと袋を開いてみた。  

いいものを見つけた朝だったのに摘粒が間に合わない肩が痛い。    

新しくなっていた接木用のテープが今までと違いすぎて悩んだけど葉がいい感じに生育しています。高接ぎ更新は成功!って事で。 

気候予測を見やすく正確に提供してくれていたForecast . ioのwebパーツがいつの間にかAppleの買収によってアクセスできなくなっていたのを知って右往左往していた雨の昨日 

手がかかるパープル。明日は雨の予報なので明後日まで引きつけると決めたキャップは飛んでいるけれど軸長が短い房たちどうなるか。   

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