イケヴィラアルフォンス本編両エンド後の感想(ネタバレ)番外
ところで、本編、プレミアムストーリーともにセンシティブ描写の多さには割と閉口した(要するに閨事ですが)。
ただ最近、私はそれらを脳内で括弧の中に入れて読んでいる。つまり本筋や要点とそれとを自動的に分離して、サイド的な位置付けにしている。そういう癖がついたように思う。
こういう描写はユーザーにどの程度需要があるものなのか?リリース当初に比べ、イベストでもそのような傾向が顕著に増えてきた。エピローグだけじゃない。数値解放のストーリーでもそう。そういった状況からアルフォンス本編については懸念を持っていたがそれが現実になった。
彼らはヴィランズであり、話の設定上は倫理観がおかしいことが前提になっている。
このため、全体としてキャラクターの性格的にはそこまでの違和感は生じにくい傾向はある(他アプリと比べて)。
しかしそれにしてもアルフォンス本編では多すぎるように思った。
関係性の進展という意味では話の上で全くの無意味ではないが、ここまであけすけに示す必要性はよくわからない。
この傾向が更に強まるのであれば、こちらの方が話として重要ということになる。上記のように括弧にいれて読むことも厳しくなる。その時が、アプリ卒業のタイミングなのかなとも感じる。
イケヴィラアルフォンス本編両エンド後の感想(ネタバレ)②
人間には、生物としての自然法則だけでなく人間独自の文化がある。
その文脈では誰かの記憶に残ることやミームを残すことも大事なことになっている。
(ミームという用語は近年、ネットミームの意味で使われすぎている。上の文では文化的遺伝子のことを指している)
そういう意味で何も残せない彼が、常に刹那的になり、何に対しても真の当事者にならない態度をとるのはよく理解できた。
少し話がそれるが、私にとって鏡は、小さい頃からちょっと不気味なものだった。
その印象を大きく決定付けたのは、西川紀子『わたしのしゅうぜん横丁』という児童書だった。伯母の友人が書いた本で、小学生のときに読んだ。
主人公の女の子は異国で会った見知らぬ少年に誘われ、物を修理する店が集まった不思議な横丁を訪れる。店主から修理したものの話を聞いたり、修理してもらったり。その中で最も奇妙で不気味だったのは鏡の店だった。詳細はぜひ読んでほしいが、あのすすり泣きや情景描写は子供心に強烈な印象を残した。
アルフォンス本編の鏡で、急にこの話を思い出した。関係のない2つの話ではあるが、自分の中では切り離せない印象としてつながる。話のリフレクションは人の辿ってきた体験に左右される。それが面白いと思う。
イケヴィラアルフォンス本編両エンド後の感想(ネタバレ)①
本編配信後のイベント中に読み終えたいと思っていたところ、今朝までがストーリーFVだったので全部読んだ。アイテム使って好感度MAX特典のエピローグと両エンド後ストーリーも終えた。
⚠️以下がっつりネタバレ注意。プレイ予定の方は読まずにお戻りください。
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今までのイベストからある程度予想できたことだったが、怖いというよりは哀しい内容だった。
死ぬと誰にも覚えていてもらえない、本人の痕跡は空白としてしか残らない。
人間の生きている意味は何だろうか?
私は生物学を専攻していたことがあるので、極めて科学的でしかない、純粋に理学としての生物学の観点からはこれに答えられる。
生物の生きている意味は、遺伝子を残すことにある。生物の体は遺伝子の運び屋(ベクター)でしかない。
この観点に立てば、同じ呪いを持つブラウン氏は少なくとも子孫を残したわけだ。だから本人が誰の記憶にも残っていなくても痕跡はゼロではなかった。そこに希望はあったのではないか。
ただし、人間の感情というのは「科学的にはそうだから」と言ったところで割りきれるものではない。情緒的には自分の思い出が抹消されてしまうというのは、言いようもなく辛く虚無感に襲われるものだろう。
続く。
文学フリマでいつもの私とはちょっと毛色の違う、芸人さんによる作品集を買ったのは収録されている自由律俳句に興味を持ったからだ。
詩による表現の味わいがもともと好きではあった。特に好きなのは三好達治。あはれ花びら流れ…で始まる『甃のうへ』を最近に読んだ際には感動で絶句した。
音楽的なるものが好きだからかもしれないが、もちろん詩より更に短い短歌や俳句も好きだ。言葉を尽くした文とは異なる美があり、想像をかきたてられる。
最近読んでいる現代歌集で面白いと思ったのは、田中有芽子歌集『私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない』(左右社)。タイトルは実際の書籍では画像のように改行されており、表紙と扉では異なる適用になっている。
歌はあいうえお順にならんでいる。日常の中の光景をちょっと違うレンズを通して見ている気分になる。赤青眼鏡でアナグリフの地形図を見たときのように、急に文字が立体的情景として浮かび上がるように思えるものもある。
好きなキャラの共通点(ネタバレなし)
以前、ゲーム内で好きな人のタイプは?と聞かれたことがあった。
その時は自分でもよく分からず曖昧な返答をしてしまった。
それ以来なんとなく、乙女ゲームで特に好きなキャラの共通点は何か、考えるようになった。
最近になって、それは「一見優しく人当たりがいいのに、底知れぬ恐ろしさを感じさせるところがある」ということなのでは?と思うようになった。
画像は好きなキャラの例。
順にあや恋の八雲先生、まかナイのルウさん、イケヴィラのアルフォンス。
4枚目は番外で王子様EK・ミハイルルートの不気味な公園遊具。これはかつてTwitterでグッズ化熱望ツイートしたくらいには好き(無理なことは承知だけど笑)
この画像のキャラの中で断然怖かったのは八雲先生だった。ほぼストーリーを知らない段階から、些細な会話だけでも本能的恐怖を感じた。
ルウさんも当初腹の中では何を考えているのか分からず、恐ろしかった。その後も一歩間違えばどうなるか分からない恐ろしさはある。
アルフォンスは最近配信の本編を読んでからちょっと弱まったが、最初のイベントストーリーのラストシーンが非常に怖くて、そこから気になりだした。
もともと怪奇譚やゴシックホラーなどは好きだし、自分としてはこれが正解かなと思っている。
あや恋3カ月間の進捗(ネタバレなし)
今月忙しすぎて、月初の進捗メモができなかった…と思っていたら、スクショだけはしていたようです。画像は11月1日付ホーム画面。
ちなみに本編は今月中旬に全部解放済みになりました。とは言え全然読む時間がなかったので、ほとんどスキップ機能で解放しました。デイリーの鍵ムダにしないため。あとで時間出来たら読みます。
これまで読んだのは煌牙(一章まで)、八雲先生、龍臣、凪千、今月に入ってやっとこさ穏月、鏡之助。
他アプリのチケット制度と違って、一度解放したストーリーはいつでも読み返せる仕様は本当に本当にありがたい!
後は本編追加がない限り、なかなか使い道ない鍵。もうランクアップ時の鍵がたまり始めている。また限定ストーリーと交換できるキャンペーンが来たらいいなあ!
【NHKニュース速報 23:02】
パプアニューギニアで大規模噴火
日本への津波の心配なし 気象庁
#ニュース #NHKニュース速報
昨日は有楽町のボルイベントに参加。フリー入場時間帯に行ってきました。魔界プレイヤーの友達と会えて楽しかった!
今回のイベントテーマである婚姻や婚姻届にはさほど興味がなかったのですが、魔界のルウさんが新しい礼服を着ていて、ブロマイドも入っていたので購入しました。
ネットで見た感じと実際に現物を見た時で印象が違い、購入を予定していたけど買わなかったものも。
福引きガラガラポンは全く期待してなかったのにA賞が当たってすごく驚きました。去年の冬の15thイベントでもパネルが当たったので、結構赤玉入ってるものなのかな。
今回はメモ帳やマグネットクリップなど日常で使えるグッズがあってよかった。
俗に言う"気象病"(非正式名称)のエビデンスについて調べていたら、日本医師会のページで予防策が紹介されているのを見つけた(リンク先はpdf)。
📸天気痛 - 日本医師会 https://www.med.or.jp/dl-med/people/plaza/548.pdf
本日のクレジットカード決済の障害雑感。
日本は地震大国なだけでなく、世界有数の自然災害大国だが、今は普段現金をまったく持たないという人もいる。
私にはこれはできない。
いつ起きるかわからない、いつ起きてもおかしくない南海トラフ大地震や首都直下地震の被害想定でも、停電は記載されている。
https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/nankaitrough_info.html
https://www.bousai.go.jp/kaigirep/chuobou/senmon/shutochokkajishinmodel/
今日のニュースを聞いて、2018年北海道胆振東部地震を思い出すなどした。このときは北海道全域で停電した。
災害時の停電で一時的にコジェネ(非常用電源)を使うとしても、事態が長引くほどそれは難しくなる。停電中営業を続ける店は現金取り引きしか選択できなくなる状況は変わらない。
文学フリマに行ってきた。感想投稿先としてXを指定されているので、そちらにポストした。
こういうのは今後、fediverseで共有できる仕組みができるといいな。
X社を信頼していないので、そのサービスはなるべく使いたくないと感じる。
https://twitter.com/le_parapluie_s2/status/1723204492873929208?t=VimLoi4_GMCzckLaFNC1oA&s=19
先月9日朝4時~6時ごろの鳥島近海の奇妙な地震と、その後の広範な津波観測に関して、11月9日の気象庁発表→画像
先月までに分かっていたのは、主として次のこと:
・鳥島近海では過去にもMが6程度なのに津波が発生する地震がたびたび起きた(1984年6月13日、M5.9など)
※一般的には、M7から津波を心配する必要があるとされているが、このように当てはまらない場合もある。よって防災上は、揺れがなくても警報注意報に留意する必要がある。
・非常に小さな、ほぼ揺れを感じない地震が連続した。
・P波、S波は観測されなかったが、T相が少なくとも14回発生していた。
※T相は、地震波が海底面で音波に変換され海中を伝わるもの。
P波がprimary、S波がsecondary なのに対し、T相のTはthird。つまりP相でもS相でもない第三の波というのが名前の意味。
今回の発表は、気象庁が鳥島南西沖で採取した軽石の中にまだ新しく、化学組成と地質学的特徴が現場付近と一致したものがある/最近の火山活動由来とみられるーというもの。
※新しさは、軽石に生物の遺骸などが付着してないこと等から分かる。
これだけではあの地震の原因として確定的ではないけれど、可能性としては高いのだろう。10日の地震調査委員会の資料も面白い。
さっきの神奈川県東部M4.2、この前の(前投稿)と似たような震央だ。スラブ内地震(沈み込む太平洋プレート内部の地震)かな。
📸
AQUA
https://www.hinet.bosai.go.jp/AQUA/aqua_eq.php?LANG=ja
気象庁
https://www.data.jma.go.jp/multi/quake/quake_detail.html?eventID=20231110100413&lang=jp
読書と音楽が好き。
趣味や様々な雑感を記録します。好きな本や音楽、ゲーム感想、地震学、科学技術など。ネタバレを含む感想や、ゲーム画面スクショ等はCW(閲覧注意)設定にします。隠されているもの(閲覧注意画像、「もっと見る」以下に畳まれている文章)を閲覧される際は、予めご注意ください。
主目的=記録。後から無用/雑多と感じた日常投稿などは、順次削除します。タグはほぼ使用せず、ほとんどの通知OFF。「未収載」トゥートが多い。このためさほどMastodon内交流はできないかもしれません。
自己紹介:前は某理学系研究科。今は民間で長時間労働。調査等。地震・火山学、数論や進化生態学も大好き。趣味に割く時間の捻出が悩み。
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