気象庁。10月5日(木)のお昼と同様、無感地震からの津波注意報。
https://www.data.jma.go.jp/multi/quake/quake_detail.html?eventID=20231009064159&lang=jp
気象庁は8:40から会見。
https://youtube.com/@jma6421?si=tTP7cB5qTPJMhfPu
先月9日朝4時~6時ごろの鳥島近海の奇妙な地震と、その後の広範な津波観測に関して、11月9日の気象庁発表→画像
先月までに分かっていたのは、主として次のこと:
・鳥島近海では過去にもMが6程度なのに津波が発生する地震がたびたび起きた(1984年6月13日、M5.9など)
※一般的には、M7から津波を心配する必要があるとされているが、このように当てはまらない場合もある。よって防災上は、揺れがなくても警報注意報に留意する必要がある。
・非常に小さな、ほぼ揺れを感じない地震が連続した。
・P波、S波は観測されなかったが、T相が少なくとも14回発生していた。
※T相は、地震波が海底面で音波に変換され海中を伝わるもの。
P波がprimary、S波がsecondary なのに対し、T相のTはthird。つまりP相でもS相でもない第三の波というのが名前の意味。
今回の発表は、気象庁が鳥島南西沖で採取した軽石の中にまだ新しく、化学組成と地質学的特徴が現場付近と一致したものがある/最近の火山活動由来とみられるーというもの。
※新しさは、軽石に生物の遺骸などが付着してないこと等から分かる。
これだけではあの地震の原因として確定的ではないけれど、可能性としては高いのだろう。10日の地震調査委員会の資料も面白い。