近くのパーシモンホールで「75分 映画音楽コンサート」
新日本フィルのコンサートマスター、西江辰郎率いるストリング・アンサンブル(弦楽四重奏にピアノとコントラバス)に、ゲストのギタリストが朴葵姫(この人が弾く柔らかくつややかなギターは大好きで、研修前や休憩時間のBGMによく流している)。
(久石譲に坂本龍一、ジョン・ウィリアムズの曲もあったけど)「踊り明かそう」「ムーン・リバー」「シェルブールの雨傘」といった60年代の映画音楽の、すべてが甘く美しく溶けあって、落ち着くべきところに落ち着く音を聴いていると、多くの人が心の底から「うんと先には夢のような未来がある」と信じていた時代があったことを実感できる。
不協和音にあふれたニュース(や気温)にけっこう疲れ気味な今日この頃がずいぶん潤った。
目黒雅叙園にある東京都指定の有形文化財、百段階段で開催されている「和のあかり」展へ。
ブラタモリの目黒の回で取り上げられていた百段階段は1935年につくられた木造建築で、斜面に沿って建てられた7つの部屋を99段の階段でつないだもの。いつか行ってみたいと思っていた。
「和のあかり」展は、この7つの部屋に、江戸の風鈴に切子、山口・柳生の金魚ちょうちん、津軽びいどろといった伝統工芸に加え、造形作家にフラワーデザイナー、陶芸家にかんざし作家といったさまざまなアーティストの作品を展示したもの。
展示の見事さに声を上げ、天井を見上げると、鏑木清方の手になる美人画が描かれていたりする。
まぁ本当にゴージャスな空間で、いつの時代のどこだか分からない場所に迷い込んだような不思議な感覚。
しかし少なくとも地球沸騰化の夏からはうんと遠ざかってることを感じさせる、涼しげな和のあかりがとても心地よかった。
昨日は7月からはじまったグロービス「人材マネジメント」クラスのDay2だった。
前回は干しシイタケの話をしたので、今回はもんじゃ焼きの話(分かりませんよね。ふははは)。
そして、主体的なキャリア形成に必要となる「デザイン」と「ドリフト」という考え方については、NHKの朝ドラ「らんまん」に絡めて(もはや誰も分からない)。
で、その後、スタバに行ったらお試し用のコーヒー豆をもらった。
インドネシア・西ジャワ島、ルワンダ、ペルーの豆のブレンドで、今月発売になった「ボヤージュ・ブレンド」。「サステナブルなコーヒーの未来を象徴している」とのこと。
2017年に「組織変革の航海術」という本を出版したとき、これを記念してコーヒーのオリジナル・ブレンドをつくった。名前は「ボヤージュ・ブレンド」
そういうわけで、チラッと「勝手に名前使ってんじゃねぇよ」と思った。
京都の蓮華寺でもらったカード的なもの(ウラにお寺の由緒来歴が書かれている)。
ひっそりとしたお寺の佇まいとは裏腹に、イラストはなかなかポップ。タッチが因島のはっさくゼリーのイラストに似てるような。
文化とマネジメント(や文化人類学風味のマネジメント)について教えたり、組織開発・リーダーシップ開発に関する研修やコンサルティングを行ったり、ビジネス書籍の執筆・翻訳をやっています。
ここには、ブログより短い、長めのつぶやきを書いていこうと思っています。
ブログ:ビジネス x リベラルアーツの可能性を拓く!
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