松田聖子の『小麦色のマーメイド』が好き過ぎる。
https://open.spotify.com/intl-ja/track/4DBjTVGFnFXoQEvvlPL1l5?si=41c79624552b4f53
松任谷由実。僕、実は歌手としてのこの人が苦手なんだけど作曲者としては天才でしょ。
この曲には明確なサビがないんですよ?頭おかしくないですか?
そして編曲者が松任谷正隆。ストリングスもコーラスも入ってるのにめちゃ目立たない。フルートは少し目立つけど、それも楽曲の演出に貢献するためだけにそっと出てくるだけだ。バックの演奏でひたすら涼感を出せるのってすごくない?
あれはシティポップだこれはそうじゃないっていうならこの曲こそ究極系の一つだろって思う。
松本隆も、”小麦色”と”灼けた素肌”意外に登場人物の外観的描写を一切しない。それと涼しさを示す風景描写がいくつかあるだけで、後は全部心理描写だ。しかも「嘘よ、本気よ」とか「好きよ、嫌いよ」みたいな、理論としては矛盾しても人と人の間には平然と成立してしまうあの感情を描くんだ。ずりぃやつだな隆。
いや、正直いって僕は歌詞に重きを置かない聴き方ばかりするので、歌詞よりもなによりも、楽曲のポテンシャルがやば過ぎだって言いたいのです。
アイドルミュージックなんてフォーマットがあったとしたら、それぶっ壊したいって人たちの結晶がこれなんじゃないかと思う。
あ!聖子(文字数
@sinovski 7月リリースくくりだったんですね。今や日焼けも暑過ぎて気をつけないと。