Twitter で知り合った、メタルバンドのジャケットを描くことで生活している絵描きさんがこの記事を引用していたので、読んでみたらちょこちょこ面白かった。

音楽アルバムのジャケットというものは面白い。そこに何が込められているかを考えるのは、音楽を愛でる振る舞いのひとつと言っていいかもしれない。

特にメタルというジャンルにおいては、ジャケットを楽しむ文化がより顕著に存在する。ただの飾りみたいな役割だけでは済まないのだ。
まずアルバムのコンセプトがビジュアル化され、象徴になっていなければならない。
バンドによっては、バンドのキャリアを通じて登場する架空のキャラクターが描かれ続けることもある。大袈裟でなく、カバーワークが、バンドの個性の一部になっていることもあるのだ。もちろん例外はあるが、記事は例外ではない方の話だ。
絵描きさんたちはオファーをもらってまず、バンドの過去の音源や、今回の依頼された音源からインスピレーションを探す。バンドのメンバーの考え方や発言からも探す。直接こういうものを描いてほしいとテキストのやり取りなどで指示を受けたりもする。請け負いイラストレイターのようでそうではなく、最終的にはオリジナルのクリエイティビティが求められるのだ。

metalkaoz.com/interviews/25815

IRON MAIDEN のアルバムだけは絶対にレコード盤で買う、なぜならジャケがデカいから! と言っていた友人がいました

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メイデンこそ、架空のキャラがバンドのいち個性になっている、その代表格ですもんね!
新譜が出るたびに今度のエディはどんなふうになっているのか?が話題になるし、ヘッズも大きい判で所有したくなるんだから、やっぱこの文化は面白いですね。

そうなんですよね。そうそうエディです! 本当に切っても切れない、まさに文化的共生と呼ぶべきものですよね。

脱線しますがスティーヴン・キングの文春文庫版のジャケットの装画を描いている藤田新策さんという人も、僕にとっては同様の存在かも知れません。

ああ!あれは藤田新策という方による装画なのですね。しかもずっと描いておられることを知りませんでした。

アートワークって本当に面白いです。書籍やレコードの顔でもあるし、独立しているようで融合もしていて、そこひっくるめて既にひとつのアートですもんね。

他のなにものかと組合さることで存在がさらに引き立つ、いわゆる「Applied art(応用美術)」などと言われるアートの在り方というのはやっぱり素敵だなと、自分がそう思っていることに改めて気付きました。AZS!!!

僕自身、ファインアートやピュアアートよりも強く惹かれるのが、おっしゃられるような応用美術だったりローブロウ芸術だったりします。
それはきっとそれらの「アートの在り方」が好きなんだと思います。こちらこそいつもありがとう。

応用美術やローブロウ美術により惹かれるというお話、同感です。ストリートアートが面白いなと感じる理由もそれと近いものがあるかもしれません。

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