いい気温だ。曇っていて眩しくもない。「我がよの春」的な気持ちになる。
加齢にともない、寒さや冷えに身体は耐えにくくはなってきているが、とにかく精神的に楽なのだ。ほっとする。冬しか生きた心地がしない。昔からそう。
なんでだろうかと考えるけど、たぶんこの「うおーーーーーっっっ!!個だ!個体だ!!おれという生命体の孤独だーーーっ!」って感じで安心感があるんだと思う。
この辺は宮沢賢治の『青森挽歌』とか『オホーツク挽歌』、『小岩井農場』辺りに触れていただくと感覚として近いと思う。
わしは宮沢賢治は詩が好きだ。
12月の青森県や、2月の岩手県に行くと歓喜と多幸感ですごいことになる生命体です。真冬の雪が横殴りの鳥取砂丘も素晴らしかった。
こういうことをぐじゃぐじゃと書き連ねては、私の全ては欺瞞だと思うことまでがワンセットです。
やだ~20年前とやってることが変わらないんですけど~……!
プチブル階級のインテリの自己欺瞞性と自己嫌悪という意味で、宮沢賢治と太宰治のことを捉えています。