学生の頃に「文化人類学」の講義で「アニミズム」のことをちょっぴり学んだ。さわりだけって感じだけど。
「ピー信仰」の話などを聞いて、日本昔ばなしや旅行先の池や滝などでも色々な神のエピソードを見るもんな、「八百万の神」って言うし……と思ったりした。
『もののけ姫』を見ても「シシ神」「山犬の神」と神は複数登場したが、違和感はなかった。
地域の夏から秋にかけてのお祭りは豊作を祝い、来年の豊穣を願う様相のものが多いのかなという印象がある。「神輿」って「神の輿」なわけでしょ。
これらは元々の「氏」によるのではない、地域の「氏神」としての祭事なのだと認識している。
琉球・沖縄県でも先祖崇拝と、ヒヌカンをはじめとするたくさんの神がいる。天地海のそれぞれの神、お墓に正対した際に右側にいる神、門の神。「フールヌガミ」もよそ者である和人に「面白おかしく」取り扱われがちな印象がある。更には御嶽信仰もあれば寺や神社もかなり古くからあったりする。
「神様も仏様もたくさんいるんだなぁ」と認識する環境で私は育ったが、その分一神教には馴染みが薄かった。
日本国内で認知度としてマジョリティの宗教ではあるが、神道式の葬儀に参列したことってないなぁ。
天皇制も、なにかというとでかい顔して検索結果に出てくる神社本庁も国策「神道風」施設の靖国とか解体あるべしと思っているけど、すべての神社をなくせとは思わないし、世界宗教だから寺は無謬であるとも思っていない。