学生の頃に「文化人類学」の講義で「アニミズム」のことをちょっぴり学んだ。さわりだけって感じだけど。
「ピー信仰」の話などを聞いて、日本昔ばなしや旅行先の池や滝などでも色々な神のエピソードを見るもんな、「八百万の神」って言うし……と思ったりした。
『もののけ姫』を見ても「シシ神」「山犬の神」と神は複数登場したが、違和感はなかった。
地域の夏から秋にかけてのお祭りは豊作を祝い、来年の豊穣を願う様相のものが多いのかなという印象がある。「神輿」って「神の輿」なわけでしょ。
これらは元々の「氏」によるのではない、地域の「氏神」としての祭事なのだと認識している。
琉球・沖縄県でも先祖崇拝と、ヒヌカンをはじめとするたくさんの神がいる。天地海のそれぞれの神、お墓に正対した際に右側にいる神、門の神。「フールヌガミ」もよそ者である和人に「面白おかしく」取り扱われがちな印象がある。更には御嶽信仰もあれば寺や神社もかなり古くからあったりする。

「神様も仏様もたくさんいるんだなぁ」と認識する環境で私は育ったが、その分一神教には馴染みが薄かった。

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そこにどうしても食いこんでくる奴がいる。「天皇」である。いや人間だろがい。

「やんごとなきお方」として長く政治に欠かせない役職(身分)ではあったが、実権のほどは時代でも異なるだろう。お飾りだけど「勅令」は出して追討許可の体裁や将軍に任じるとかはしろよな、という具合に。

そうした幕府と朝廷があり、寺がバチバチに権力と武力を握りまくっていたこともある。
おそらく、そういう平安時代や鎌倉時代の頃にも、「~詣」以外にも市井の民には土着信仰があったのではないか。

天皇制を解体しないことには、日本という国は帝国主義と植民地主義を反省したことにすらならない。ので、私はとにかく天皇制は解体一択。
皇居と靖国は日本による戦争犯罪資料館を作るなりして潰したい。けど自然環境としては皇居跡地をコンクリートだらけにするのはちょっと嫌だな……というジレンマはある。

神社によって近代の天皇賛美愛国丸出しと感じたところもあれば、記紀の話のみのところもあるように思う。
愛国義務としての「国家神道」や政治権力と密接な「神社本庁」をよしとせず、信仰をもつものもおいでる。
私は天皇制を解体できていない日本生まれ育ち在住日本国籍のヤマトルーツで、「神道」を信仰するものとも、そこは一致するものはいるんでないかと思っている。

日本国内で認知度としてマジョリティの宗教ではあるが、神道式の葬儀に参列したことってないなぁ。

天皇制も、なにかというとでかい顔して検索結果に出てくる神社本庁も国策「神道風」施設の靖国とか解体あるべしと思っているけど、すべての神社をなくせとは思わないし、世界宗教だから寺は無謬であるとも思っていない。

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