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記事の最後に引用されてた〈ぼくもういかなきゃなんない〉で始まる「さようなら」は10代の時に初めて読んだ。当時聴いてたパンクとともに、自分の焦りや寄る辺なさ、焦燥感、それでいて外に向かうわくわくさを掻き立てるものだった。家出ばっかしてたのだけどこの詩が支えにもなっていた。
なのでタイトルは「さようなら」だけど老いによる死辺への別れに引用するものではないと思った。そこは残念。谷川俊太郎であれば、もっとアホくさいのがよかったんじゃないかな。
とまれご冥福をお祈りします。というより、行ってらっしゃいませ!という感じ。
谷川俊太郎 さようなら