キャバレーなどがひしめいているほうに、築地小路という、暗くて怪しげな小径がありました。
抜けると、突き当たりに大きな井戸と神社があって、近くで家の植木を手入れしていた人が、井戸水をお飲み、と勧めてくれて、めちゃ美味い水にありつきました。ちょっとした探検みたい。
あとからバイクライダーっぽい人が慣れた様子で水を汲みに来ていたので、旅人にはよく知られた井戸なのかも。
さらにふらふら歩いて、海沿いの道に出ると尾道市役所があり、意匠が船を思わせ、新しくてきれいだなぁと褒めていたら、市役所から出てきた職員らしき人が「屋上に上がれますよ」と教えてくれました。
平日の日の入りごろで、ほとんど人はおらず、しかし絶景でした。休日とかは混むのかな。
もちろん尾道の崖を登りきった千光寺や展望台も絶景ですが、そちらは平日でもたくさん人がいたので、尾道市役所は穴場かもしれません。
ホテルの窓からは尾道水道と因島だけが見えました。海沿いのオレンジの街灯、暗くて波のない海、静かな造船所。
写真一枚目が尾道市役所からの眺め、二枚目がホテルの窓から見た尾道水道(海)と因島の工場。
尾道には、Perfumeがかつて広島の観光広報雑誌に載ったとき撮影をした場所があるので、ファンのわたしはちゃっかり聖地巡礼もしてきました。当時の撮影はホンマタカシさんで、めちゃいい写真でした。
ホンマさんはフィルムの大きいカメラを使うそう。Perfumeの写真自体はここに載せませんが、加工で光の具合を真似してみました。
尾道ではいちばん有名な坂かと思われる、線路の向こうから即階段が始まる踏切(一枚目)、Perfumeの三人が段違いに棒立ちになってる写真で、わたしはのっちがいたとこに立って撮ってもらいました。Perfumeのと比べると奥の壁の塗りや、右側の階段の手すりとかがちょっと変わってました。
二〜四枚目はPerfumeのそれぞれの一人ショットが撮られた場所。例のキャバレーなんかがある古い街のほうです。
看板を頼りに探したけど、けっこう店が変わってたり建て替えかリフォームかで新しい外観の店になっていたりで、ウロウロしまくりました。