手島純編著ほか「通信制高校のすべて:「いつでも、どこでも、だれでも」の学校 改訂新版」彩流社、2023年を借りてきて読んでいる。筆者らは通信制高校に希望を見出しているようだが、しかし、たとえば学校図書館活動の困難さが例として挙げられる、資源の乏しさは問題として挙げておきたい。
及び、全日制や定時制の側が「あ、うちに合わないなら通信制に行けばいいんじゃない」と排除の論理を強めていることも。いつでも・どこでも・だれでもの理念は、通信制のみならず全日制や定時制もまた実現しなければならないものではなかろうか。