グオメ2ラストの話
グオメにハマってくれた友人が自分と同じアジラフェルの方によりBIGLOVEを感じていて、案の定恋愛気質じゃない人なので面白いなて思った。依存体質の有無で2人の愛情の比重?や捉え方が変わるしその捉え方の違いがそのまま2人のすれ違いになっていると思うと本当に考えさせられる素晴らしいラストだったなと思ったよ。
キスは言葉では言い表せない衝動から出たクロウリーの最大限の愛情表現だったと思うし、「きみを許すよ」の言葉は人間の立場に例えればアガペーの域であるアジラフェルの最大限の愛情表現だったのだと思う。なのにお互いその意図が受け取れずにお互いが否定的に捉えているのだとしたら何というBIGLOVE同士のすれ違いだよ!
これが性愛の有無によるすれ違いなのではなく、無性愛同士のロマンスでも起こりうる出来事なんだという事を提示してくれたのが釘付けになった要素なのです。このすれ違いからどうハッピーエンドに繋がるのか我々は見届けなければいけないよ…S3切実にお願いいたします。
GO2のアジラフェルの行動とマフィアの行動の話
アジラフェルの最後の行動、血統・暴力主義や排他的方針に納得がいかず奥の手を使って死なずに組織を抜けたが、幹部の席が空いて復帰を誘われた。元々その組織に所属していたが追放され対抗組織に所属していた親友に声をかけ、「ボスに従うふりしつつ組織を牛耳り組織構造を変えたい。それにはお前が絶対に必要だ、お前にとっては完全にアウェーだし命の危険もある、不愉快な目にもあるだろう。何よりお前はあの組織を信用していない。しばらくは一緒にもいられない。だけど俺を信じてついてきてほしい。俺がボスになったら、お前は俺の右腕、相談役。堂々と席を並べられる」と誘った。
…という、シチリア・マフィアに例えるととてもわかりやすい気が(しない)
そしてこれに近い行動を実際に取り、親友と一緒に組織のトップをとったのがラッキー・ルチアーノです。ものすごく狭い範囲にしか通じない例え。
暑過ぎて買っちゃったよ液タブ。全部暑さのせい
SNSにコミュニティ的な要素(友達を見つけて仲良く付き合う場としてのSNS)を求めることの切実さは、年齢や地域によって決定的に違うことは理解されてほしい。
地方において、ネットがなければ自分のセクシャリティをオープンにできる友人知人が一生一人もできない可能性は今でも十分にある。私はたまたまカミングアウトされる側になる機会があって一人だけリアル知人にカミングアウトしたけど、それ以外でオープンにしてる友人と呼べる人は(すでに付き合いがない人も含め今までの人生すべてにおいて)ネットで知り合った人だった。これは別に珍しいケースじゃないと思う。
で、カミングアウトしてないと趣味の話題だろうと日常のあれこれだろうと、やっぱり隠さなきゃいけない側面が出てくる。
これは年齢に関わらず、というか年齢ごとにそれぞれ違う「隠した方がいい場面」が生まれるので、クローズドのまま友人を作ることも難しい、あるいはそれに意味を感じられなくなるんだよね。少なくとも私はそうなので、ネット以外で知り合った友達はもう20年くらい一人もいない。ここで楽しくインド映画の話をしてるのはリアル生活でそんな話をできる相手は一人もいないからよ。
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