昨日の日曜美術館で特集されていた坂本直行さん。六花亭の包み紙はずっと素敵だなあと思っていたけど、あの絵を描いた直行さんのことは全く知りませんでした。帰りにスーパーでチョコが売っていたので買ってきてじっと眺めているところ。優しい絵ですよね。 #fedibird
『世界は僕らに気づかない』を見てきました。映画館で予告編を見てずっと気になっていたのですが、見に行けてよかったです。(以下内容についてもちょっと触れています)
フィリピンパブで働くフィリピン人の母を持つ高校3年生の純悟。ジャピーノと自分を卑下し、パートナーの優助に対しても素直になれない。Angry Sonというサブタイトルが付いていますがまさにその通りで、何かにつけてイライラし、母親とは大声で怒鳴り合ってばかり。偶然見つけた写真から、彼は父親を探しに行きますが……。
純悟を演じる堀家一希くんの演技がすごく良かったです。後半はもうグズグズ泣きながら見てました。親子の関係を中心に据えながら、LGBTQ+についてもしっかりと描いている作品でした。
(もう土曜になってしまったけど)アウシュヴィッツで亡くなったフェリックス・ヌスバウムの作品が収蔵されている美術館。
Felix Nussbaum Haus in Osnabrück. 9.8.2018
#Fensterfreitag
今日は代休を取って新春浅草歌舞伎の第2部に行ってきました。まずは歌昇さんと種之助さん兄弟による『傾城反魂香』。歌昇さん大熱演でした。種之助さんのおとくも良くて、夫婦の情愛にほろりと泣いてしまいました。
『連獅子』もすごく楽しかったです。松也さんの親獅子はさすがの貫禄でしたが、仔獅子の莟玉さんの可愛らしさにやられました。かわいすぎる!踊りも素敵ですっかり莟玉さんのファンになりそう。
コロナもあって浅草歌舞伎は開催自体が3年ぶりだったんですよね。新春は浅草から、とまた言えるようになって嬉しい。
豊田市美術館のリヒター展に行ってきました。リヒターは東京の国立近代美術館には3回行ったのですが、豊田では違うキュレーターが構成しただけでこれだけ印象が異なるのかと驚きました。個人的には混沌としたイメージを持った東近美より、豊田の製作年に沿った並べ方のほうが頭にすっと入ってくる気がしました。カテゴライズして、作者の変化の過程がわかる方が私には理解(リヒターを理解というのは少しおこがましいのですが)しやすいということなんだと思います。あと東近美で確かに見たはずなのに覚えてなかった絵に気がついたり。
豊田のみの展示として、2022年の新作《mood》が31点ありました。水彩絵の具を使ったシリーズのフォトバージョンです。2021年のモノクロのドローイングのあとに続くこの新作は色彩があり、リヒターは今こういう気分なんですねと思ったと同時に、90歳という年齢になっても創作のさらなる未来を感じました。
普段は2代目深淵にいます。→https://v2.mstdn-dystopia.com/@immerblau