東北3県の医療関係の職業従事者が震災後に20%増えているという朝日のデータを見ながら、昨日の、医療界におけるジェンダーギャップのすさまじさを考えると、このことも震災後に男性優位性が強まった背景要因にあるような気もします。
https://www.asahi.com/shinsai_fukkou/population/
*https://www.med.or.jp/joseiishi/files/co/1912/2-2survey_shien.pdf
を見ると、看護師や保健師は女性が圧倒的に多いのに、職位が登れば登るほど男性ばかりになり、保健分野を除いた医療に限定すれば、大学教授職は95%以上が男性で占められるという凄まじく、戯画的といえるほどに、男性が女性を支配する(「優位」ではなく、言葉通り支配する)世界で、時代錯誤の女性蔑視がまかりとおるのは当然に見えます。
この山奥の一軒家の強盗事件、外国人が犯人のようなのですが、緊縛するだけで、危害は加えていない様子です。
ここのところ、日本人が起こす強盗事件が、容赦無く被害者を襲って殺害してるのと思わず比較して、まだ人の情が残った犯罪だな、とふと思いました。
その手口の残虐さといい、ほんとうに、いまの日本は殺伐としているんだな、と思います。
「人権」をせせら笑ってきた風潮が、こういうところにもあらわれているのかもしれません。
狙われた「ぽつんと」立つ山あいの一軒家 4県で緊縛強盗相次ぐ
https://www.asahi.com/articles/ASS5G3CLHS5GOXIE039M.html
医学部の男女比について調べたいのだけれど、古い平成23年の内閣府の男女共同参画データしかなく、直近のものを探していたら、日本医師会の女性医師支援センターによる2019年のアンケート調査結果が見つかったのだけれど、日本医師会の女性医師支援センターのサイトからはリンクされておらず、直リンクからしか見つからない、という状態。
たぶん、状況があまりにエゲツないのであまり公にしたくないという意向がかかったのではないかと言う気がします。
大学教授における女性の割合は、5パーセント切っていて、あらゆる学術ジャンルのなかでも最低に近い比率じゃないでしょうか。
そりゃ、バイアグラは速攻認可されて、女性の緊急避妊薬も低用量ピルも認可したがらないはずです。
https://www.med.or.jp/joseiishi/files/co/1912/2-2survey_shien.pdf
日本が国際的に絶望的に置いていかれる理由は、海外の組織と日本の組織を繋ごうとしたときによくわかるのだけれど、日本側は、打ち合わせの段階で、「あれもできない、これもできない」「あれも無理、これも無理」「ここはこうしなくちゃだめ、そのやり方は無理」の制約ばかりがどんどん主張されて、本当にやりたいことがまったくできなくなっていく上に、レスポンスへの時間がかかりすぎることが大きいと思います。
これは、もちろん、組織内の硬直性が大きな原因ではあるけれども、日本人のマインドとしても「決まりは絶対!!」という杓子定規な対応で、本来の目的よりもどうでもいいルールをむしろ重んじるので、仲介に入った外国側がどんどん気分が萎えていっている様子を見ることはとても多いです。
これじゃ、国際的な交渉も協力も無理だし、世界潮流から脱落していくのは当然だよね、といつも思います。
環境省の対応「福島では丁寧だった」 水俣病発言遮断問題で内堀知事言及
https://news.yahoo.co.jp/articles/36eac1c61d195dd37c5adefe0b69c0bb15223a86
内堀さん自身が、地元民の声を聞かない方なので、これはこういう回答になるのは、聞くまでもなく…。
と言うよりも、ご本人は自分が聞いていないこと自体に気づいていないくらい、地元民との交流もなければ、状況もおわかりでないと思います。
あと、だいたい、地元の人は、県庁は国と一体で、地元側の意見を代弁していると感じている人はほとんどいないと思います。
福島の復興政策について、これだけ批判しながら、なぜ私が福島復興にかかわり続けているのか、疑問に思われる方もいるかもしれませんが、これは、私個人の信念、生き方の問題です。
福島復興政策に明るい見通しはもちませんが、自分がどうするかはそれとはまた別問題です。
2022年秋に、末続の事業が終わる時に、「自分が生きることを自分に許してあげよう」と決めて以降、これは福島復興という大義のためではなく、自分自身がどうありたいか、という個人的な信念の問題だと思っています。
大義のためにも、他の人のためにもやっていないので、まわりに遠慮しないで、言いたいことを言うようにもしています。
末続のおかげで、私は、大義のためにはもう十分働かせてもらうことができた、と思っています。
https://note.com/ando_ryoko/n/n2442d4eb9c6e#a113b008-6340-432b-9a5c-8c38dc4edb6c
日本で唯一国際競争力を持っているTOYOTAが、その座を保てなくなるXデーがもうすぐそこに見えてきていて、それが現実になると、もう日本には国際競争力のある企業はひとつもなくなって、ほんとうの日本の凋落が始まることになる、というシナリオは現実に近づいていて、そのことに気づいている人たちは、あわくって自分の生き残り戦略を立てていると思うのだけれど、なんというか、ほんとうに日本国内、世界の潮流からすごい速度で置いてかれているの、気づいてないふりじゃなくて、ほんとうに気づいていないんだろうなと、今朝のNHKニュースを見て思いました。英語障壁の問題だと思うのですが、日常的に英語で情報入手している日本人とそうでない日本人で世界認識がおそらくまったく違っているのでは、と思います。
そのあとに、NHKの朝7時のニュースを見たら、6月以降、電気代が値上がりするというニュースをして(再エネ賦課金と政府の光熱費補助金終了が重なるため)、そのあとに、電気代節約のために私たちはどんな工夫をすればいいんでしょう?というコーナーになっていて、あまりの内容にのけぞって、目を見開きました。
いや、ここで重要なのは、生活の工夫じゃなくて、再エネ賦課金の制度的説明や、地球温暖化がいま世界でなにを引き起こしているか、エネルギー投資がどんなふうに動いているか、などの背景構造の解説でしょう…。
少々工夫したところで、もうどうにもならない次元をとっくに超えているのに、ちょっとさすがに受信料返せ、と電話したくなりました。
視聴者を馬鹿にするのも大概にしたほうがいいのではないでしょうか。
イアン・ブレマーのGZero見ていたら、イアン・ブレマーがイスラエルのラファ侵攻を「ジェノサイド」と表現していて、少し驚きました。
これまでは、ジェノサイドと批判されているという言い方はしても、自分が「ジェノサイド」と断定する言い方はしていなかった気がするのですが。
今後の情勢がひどくよくなさそうなことについて解説するとき、眉間に皺を寄せて眉毛が八の字型にして、いかにも憂鬱そうな表情で(なんでこんな話をしなくちゃならんのだ、という気配で)、それでも淡々と弾丸トークで話すのがイアンブレマーの特徴ですが、こういう表情を、動画でよく見るようになったのはウクライナ戦争開始以降のように思います。
この取り出し口が貫通すれば、ロボットアームでいくのかと思ったら、釣り竿式装置はやはり使うのですね。ロボットアームの方の精度不足、ということでしょうか。
いずれにせよ、わずかでも取り出しができれば、第2期が終わり、第3期、ということになりますね。
「いまは今年10月までに簡易的な「釣りざお式装置」で取り出しに着手し、その後にロボットアームを使う方針としている。東電は今後、釣りざお式装置の製作や訓練を進めるという。」
燃料デブリ取り出しへ、装置挿入口の堆積物除去が完了 福島第一原発
https://www.asahi.com/articles/ASS5F338CS5FULBH00BM.html
福島県内の避難区域の営農再開面積が5割になったというニュース、ずいぶん多い気がして、よく図を見てみると、8,602ヘクタールのうち、南相馬市が5,038ヘクタールと相当の割合を占めています。
南相馬は、旧小高町は避難区域、旧原町市は緊急時避難準備区域、旧鹿島町は指定なし、の三つのエリアにわかれており、この集計のなかに鹿島町も含まれているのだとすると、数字の出し方として不正確なように思いますが、どうなのでしょうか。
南相馬市の占める割合があまりに高いので、鹿島町が入ると入らないで、再開率そのものが変わってくるように思います。
「避難区域が設定された福島県内12市町村の2023(令和5)年度末の営農再開面積(概算値含む)は計8602ヘクタールとなり、再開率が約50%まで増加したことが10日、福島民報社の調べで分かった。」
避難区域設定福島県内12市町村 営農再開5割 農地復旧、施設整備で加速 3月末時点
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20240511116444
虎に翼の主題歌の「さよーならまたいつか!」のYouTubeの映像を見たら、ドラマのイメージとはまったく違うビデオになっていて、けっこう驚きました。
ビデオそのもののストーリーはまったく理解できないのですが、流行するポップカルチャーは、その時代の空気をうまくつかんでいるものだけれど、これが、現在の多くの人たちのもつ心象風景なのだろうなと思いました。
https://www.youtube.com/watch?si=W7iSKlxZ7cR0ynaE&v=-wb2PAx6aEs&feature=youtu.be
作家/NPO福島ダイアログ理事長/博士課程後期在学中
原子力災害後の復興政策と地域住民のギャップを埋めるためのローカルプロジェクトの意義と重要性について研究する予定。
・著書『海を撃つ』(みすず書房)
『スティーブ&ボニー』(晶文社)
『末続アトラス2011-2020』(福島のエートス)
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