TBSでやってたドラマ、予想通りの着地点右寄りで終わる形になったわけだが、野生の証明、皇帝のいない八月、宇宙戦艦ヤマトなどの例を持ち出すまでもなく1990年代中頃までの日本のエンタメの中心から出てくるものは作り手の思想志向に関わらず、エンタメとはいえこの手の話を取り上げる場合は、公安なり諜報なりの政府機関に対する怖さ、残忍さもしっかり提示していたものであるが、最近になると制作サイドの視点が統治機構の持つそれと重なっていることがままあり、しかも作り手は「中立」を自認していたりと、同じ傾向に陥っていた戦前の日本エンタメ界よりも、タチは悪くなっているように感じる。しかもこうした流れは、一見着地点左で終わる形になっているエンタメでも同じことが起きていて、左右総崩れみたいな様相を呈していて、結構な絶望を感じなくもない

やはりそういう着地点になりましたか。その予感がしていたので1話も見なかったのですが、正解だったのかもしれません。
「AVALANCHE」の最終2話のアレでガッカリして以来、この手のものには期待してはいけないと強く思っています。
こうして考えると、「統治機構そのもの」の真ん中の話でなかったからかもしれませが、『逃亡医F』って数少ない“成功例”なのでは(笑)
左に触れても最近の「ドキュメンタリー映画」の崩壊っぷりを(以下略

『ヤマト』に関して言えば、「2199」が第六章まで「戦後民主主義」を称えた作品だったのに、続編に辟易したのか、出渕さんが第七章でオカルト〆にしてしまったのがつくづく残念です。コミカライズのむらかわみちおさんが当初の精神をどこまで維持して完走してくれるのかだけが希望です。なお2202以降は(自粛

ヤマト、いつか見てみようかなあ。前から気にはなってんですよねえ。

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「第六章」まではホントに「そうまとめたか」という素晴らしさです。第七章も右着地はしていなくてオカルト着地なだけですので(笑)、心の準備さえしておけば、カタルシスは十二分にありますよ。

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