という訳で、今回の件を受けて改めて思った事。それは「原理原則の大切さ」だ。斜に構えた人からは冷笑されそうだが、如何なる分野であっても基本を疎かにして良い筈がない。政治の分野なら、民主主義・憲法・人権・法治主義etc. の意味を把握しておくのは重要。しかし私見ながら実際にはこうした用語を振り回す人ほど誤った使い方をする傾向がある。更に言えば様々な他分野、即ち医学・科学・数学・経済学etc. でも学術的には完全に決着済みの基本事実を捻じ曲げて拡散する人々が後を絶たない。例えば反ワクチン・低線量被曝の害・掛け算順序・緊縮主義など。
これらの誤情報が蔓延すればするほど国民不安は増大するのみならず社会活動の効率は低下し、ひいては国力そのものの低下に繋がる。それを防止する為には教育とメディアの役割が重要なのだが、どちらも現状では甚だ心許ない。という訳で次の話題はその具体例。
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