虎に翼 第7週も面白い
戦争のニュースがどんどん増えていく
「またね」の約束は守られるのか
人権の国だったのか
日本の入管の虐待問題の時だったか、難民の人がなぜ日本に逃げてきたのか聞かれて「日本は人権の国だから」と答えていて、どこが?と思ったし、失望させ、安全な生活も提供できなくて、申し訳ない気持ちになったけど、
期待をもたれたのは、緒方貞子の活動が世界的に知られていたからかもしれない。
https://www.nhk.jp/p/anotherstories/ts/VWRZ1WWNYP/episode/te/B5GY9G671W/
戦時下のオペラ上映(来期の Grounded)
Grounded 訳すなら「地上より」だろうか(昔の映画も匂わせて)
女性の爆撃機パイロットが、妊娠により地上勤務になって、ドローン爆撃のオペレーターに配置転換になり、正気を保つのを試される…というあらすじのようだ。
ただでさえ身体が大変な妊娠中の人に、つらい活動をさせるなよ(ファーゴとか三体とか)と思うし、女性すなわち母性でありそれが危なくなると悲劇というのも、男性作家の母性信仰とでも呼ぶべきベタなネタである。
世界中で戦争をしてるのに、のんきにオペラかと言われれば、そうだ。
でもフィクションに託して戦争の愚かさが描かれ、観客はそれを共有することもある。
来期にサロメを上演するのも、サムネイル写真のヨハナン像が怖すぎるが、従来の、猟奇的な恋愛の話という面だけでなく、批判者を圧殺する話であることに気づかされる。
映画館で予告編が流れる The Watchers グロくて怖そうなので見ないが、森の中のガラス張り建築、ミース・ファン・デル・ローエとかを思い出す。
来期、とりあえずフィデリオとフィガロ2作は見ようかな
https://www.metopera.org/season/in-cinemas/
モンタギュー家とキャピュレット家、抗争の発端は?それぞれの事業内容は?資産は?爵位はある?と思ったけど分からなかった。シェイクスピアのほうを読んだら解説があるだろうか
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11249099666
感想 グノー《ロメオとジュリエット》 | METライブビューイング
目覚めたら恋人の亡骸、ではないのが優しいが、やっぱり10代の恋人達を大人が全然救えてないのに怒ってしまう。報連相だいじ。神父の計画が弱い。薬で死んだり内臓を傷めたらどうするの。
ロメオ追放時点で駆け落ちすればよい。生活できないか。結婚させてくれないと心中する!と脅すとか
それはともかく、ナディーン・シエラは若鳥のような愛らしさと気丈さだし、ベルナイムは最初は大人すぎではと思ったが若々しく恋に夢中のロメオだった。ジュリエット父がコミカルで頼りない。パリス伯爵がチャーミングで憎めない。
グノーの音楽も優美でモダン、大仰すぎず、劇や歌唱にぴったり。ヤニック・セガンの指揮のおかげでもあるのか。
シックな色調の18世紀(フランスではマリー・アントワネットの時代)の衣装が美しい。仮面舞踏会を満喫できた。回転しない舞台。イタリアの広場を囲む館を完全再現。大きな柱が降りてきたのはびっくり。出演者が小道具を撤去するのはちょっと大変そうだが自然に見えた。
「ああ!哀しみと恐れと涙の日よ」の2人に武器を持たせなければ… という内容の歌詞には、現実世界の戦争のことを思い出さずにおられなかった。
漫画、SF、動植物などが好き