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感想 グノー《ロメオとジュリエット》 | METライブビューイング 

目覚めたら恋人の亡骸、ではないのが優しいが、やっぱり10代の恋人達を大人が全然救えてないのに怒ってしまう。報連相だいじ。神父の計画が弱い。薬で死んだり内臓を傷めたらどうするの。
ロメオ追放時点で駆け落ちすればよい。生活できないか。結婚させてくれないと心中する!と脅すとか

それはともかく、ナディーン・シエラは若鳥のような愛らしさと気丈さだし、ベルナイムは最初は大人すぎではと思ったが若々しく恋に夢中のロメオだった。ジュリエット父がコミカルで頼りない。パリス伯爵がチャーミングで憎めない。
グノーの音楽も優美でモダン、大仰すぎず、劇や歌唱にぴったり。ヤニック・セガンの指揮のおかげでもあるのか。
シックな色調の18世紀(フランスではマリー・アントワネットの時代)の衣装が美しい。仮面舞踏会を満喫できた。回転しない舞台。イタリアの広場を囲む館を完全再現。大きな柱が降りてきたのはびっくり。出演者が小道具を撤去するのはちょっと大変そうだが自然に見えた。

「ああ!哀しみと恐れと涙の日よ」の2人に武器を持たせなければ… という内容の歌詞には、現実世界の戦争のことを思い出さずにおられなかった。

shochiku.co.jp/met/program/551

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