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」のフォーク、カントリー、シンガーソングライターのアルバム。

でもそのことに関連して一つ思うのはアンチ・コマーシャルを言えなくなってからインディ―・ロックがつまんなくなったってことなんですよね。資本家に対するインディペンデント、ポップ産業に対するオルタナティブじゃなくなったっていうのは大きいと思う。ナラティブがなくなったからもう仕方ないんだけど。

先日から収益化の問題についてずっと考えていて、進路選択の時期にさしかかった高校生みたいな気分になっている。遅かれ早かれ必ず突き当たることになるわけだから、今からじゃ遅すぎるくらいなんだけど、まあしょうがないかなーって。

Threadsの立ち上げがうまくいったのはインスタグラムのマネタイズ要員がスタートアップからいたからだろうし、東浩紀のゲンロンが実質的に物書きの登竜門になってるのも企業として持続可能なだけの収益を上げることに成功しているからでしょう。これからマネタイズの問題は全方面で避けられないと思います。社会運動とかも含め。

どんなにユーザー数が増えてもノリが変わらないmstdn.jpある意味すごいな。ダメ人間の矜持のようなものを感じる、いい意味で。

小西康陽/桜井鉄太郎/窪田晴男『孤独の値段』(窪田晴男Vocal)【歌詞聞き取り、文字起こし】(1994.10.25『ガール ガール ガール/集大成I 野望編』より) 

形にならない魂の叫び
たとえば君の愛や今度(※聞き取り不能)はなぜ僕が買い占めることはできないの
お金ならあるのにさ
環境問題も大事 世界平和それも大事だけど
僕が欲しいのは君のハート君の秘密それだけさ
いくらでも払うのに

みんな何考えてるの
世界一住みにくい取り残された島で
だけど僕にとってもうどうでもいいよ
君がいることがパラダイス もうどうにでもなれ

(Yeah)
言葉じゃないんだ魂の叫び
今すぐ君の愛や愛撫(※聞き取り不能)の中で僕はひとり溺れてみたいのに
お金ならあるのにさ
憲法改正も大事 世界平和それも大事だけど
僕が欲しいのは君のハート君の体それだけさ
いくらでも欲しいのに

みんな何考えてるの
世界一住みにくい取り残された島で
だけど僕にとってもうどうでもいいよ
君がいることがパラダイス もうどうにでもなれ
(×2)

だけど僕にとってもうどうでもいいよ
君がいることがパラダイス もうどうにでもなれ
(×2)

お金ならあるのにさ
いくらでも払うのに

(Stop!)

この辺Jay-Zのデフジャムサウス進出やコリアのアーティストのブラックミュージックカヴァーなんかを例に挙げながら「ワールド・ミュージック」の再興について分析していた菊地成孔の記事があったように記憶しているんですが、その中でもともとアメリカの音楽自体50年代からさまざまな民族の音楽がチャートにひしめきあっていただけとも言えるって指摘があり、それはそれで腑に落ちるものがあったんですよね。サーフミュージックがもともとはポリネシアの音楽だとかそういう例示もあり。

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ちゃんとライムしなきゃって押韻の歴史をシェイクスピアまで遡るのはいいとして、率直に言って欧米のマーケットが日本のアーティストに求めているのはそういうオーセンティックなラップじゃないと思います。2000年代、バンコクからFUTONが出てきたりKonono No.1がジェフ・ミルズと並列して聞かれたりポップスに関してはよくもあしくも英語圏の「本場」感が希薄になって英米主導という感じではなくなってきていたんだけど、YOASOBIにちゃんとライムしろっていうのはそういう時代の流れに逆行する主張だなと思わなくもないです。

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YOASOBIの『アイドル』ありかなしかって話、僕はいいんじゃないのって思いますけどね。J-Popがマニエリスムというのはその通りなんだけど、マニエリスムの果ての洗練と歪さこそ日本が「世界」に求められているものだと思う。それこそオリエンタリズムの変奏なんだけど、シティポップブームにしても日本って国が歴史の重みから解放された一種のユートピアみたいに外からは見えるって側面があるんじゃないかなって気がしています。

ネット受けしそうな言い方で言い換えると「大して才能のない作家がスキャンダリズムで耳目を集めるためにタブーに踏み込むの本当に最低だよね」となる。

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それで『王の病室』の一話読んだんだけどさ、なんか興醒めしちゃうんだよね。医者ってすごい仕事だなとずっと思ってきたから。いやさ、話そのものはあれだけじゃストーリーにならないし、ひっくり返される可能性も高いと思う。作者があのパイセンみたいな医者をいいって考えてるわけじゃないこともわかる。でも多分にヒステリックな反応かもしれないけど、あの漫画読んでから医者にかかって「この人ももしかしたらこんなこと考えてるんじゃないか」って思う患者がいるとしたら、それ自体は小さな綻びでも社会不安に繋がるんじゃないかな。終身医療や延命治療が数十年後に誰もが直面する現実で、形而上では命の尊厳で形而下では治療費でみんなが頭を悩ませるスパッと割りきれない問題だなんてことはああやってショッキングな形で提示されないとわからないものだろうか。

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もともとルネサンス期に「発見」されたヒューマニズムっていうのはそういうものだよね。手術で王様の腹を開いたら自分と同じ人間だったっていう驚き。これが世俗主義に説得力をもたらした。ちなみに今ある「人道主義」はその末裔。

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アルス・ロンガとか言っても実際に生きている人間に比べて人間の作ったものなんて大したもんじゃないと思うんだ。その人がそこに生きているだけで死んだ状態より価値があるというのはきっと真理だと思う。個人の感想です。

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朝起きるたびに同じことを思うけど、僕は自己意識を持ちながら死ぬことを運命づけられた人間のような動物に本当に興味が尽きないよ。生きていることは奇跡というけれど、それは確率論的に正しいってだけではなく生物学的にもそうで、高校の生物基礎の教科書をパラパラするだけでも人体のバロック的な精巧さに圧倒される。こんな複雑なものはとても自分には作れないと思う。

ラスタとキリスト教の関係については以下。
「まず、聖書宗教としてのキリスト教、ラスタファーライの世界は、イエスとセラシエどちらの救世主が正しいのか、という闘いである。一神教の世界というのは、自分が信じている神こそが唯一の神だという世界なので、イエスもセラシエも両方好き、という答えは原則的に成り立たない。この二者択一のライバル関係の論理にしたがって、白人VS黒人といった「人種」や悪と善といった倫理が対立的なものとして積み重なっていく。ジャマイカでは圧倒的多数がキリスト教徒なので、キリスト教をライバル視し、のりこえていくところにラスタファーライの革命性があり、それがしばしばマジョリティからの嫌悪を呼び起こしてきた背景のひとつになっている。」
hagamag.com/series/s0053/6493
ハイレ・セラシエ1世について。
historist.jp/word_w_ha/entry/0
“Tricky Kid”の歌詞の全文。
songlyrics.com/tricky/tricky-k
ちなみに“Christiansands”という曲の歌詞の中にもキリスト教が登場する。
“I've met a christian in christian sands, a devil in Helsinki”
youtu.be/0vtRiHt73iY

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同郷のトリッキーの“Tricky Kid”って曲の歌詞もジャマイカの宗教的背景を抜きに解釈することができない代物で、なぜ両者ともジャマイカなのかといえばそれはブリストルが奴隷貿易の中継地点だったからなんだけど、当時も今もトリップホップの「ブラックネス」については十分に語られていない気がするのでここでちょっと紹介したい。同曲の以下の下り。
Here comes a Nazarene
Look good in that magazine
Haile Selassie I
They look after I
God will receive us
Got me like Jesus
God will receive us
Got me like jesus
Mary magdaleine
That'd be my first sin
Being with this temptress
"Tricky Kid" を YouTube で見る
youtu.be/M4ijSxDcJ7c

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ユーザーの囲い込み自体は腹立たしいけど、埋もれさせるには惜しい情報は豊富にあるからサルベージできるだけ他所に移さないといけない、というのは僕が勝手にやっていけばいいとしても、困るのは簡単には手放せないってことで、プラットフォームとしてどんなに問題あっても社会インフラとしてなくちゃ困るレベルで有用だからまだアカウントが必要なんだよな。

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Twitterはまだまだ重要な情報のハブなんだなと実感した。今回のワグネルの件でも各国の人々のリアクションをリアルタイムで追えるっていうのは本当にありがたいことだと思ったし、なんかあったときのライフラインとして国を跨いでも機能しうるのは今でも実質的にTwitterだけだと思う。

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