下記サイトの記述には気になる点もありますが、参考まで。
【アメリカのリベラル(左派)とは】保守との違いと歴史をわかりやすく解説
https://liberal-arts-guide.com/american-liberal/
@maniacbug ありがとうございます。歴史や社会の文脈が付随して、概念/思想的な意味の言葉ではなくなっているのですね。
@maniacbug すみません、間違っていたら訂正してほしいのですが、左派の社会自由主義がリベラルという言葉で、アメリカ右派の、個人主義や市場の完全な自由化を求めることと結びついた方の自由主義はリベラルと呼ばないということで合ってますか…?
@maniacbug ありがとうございます! リベラルは社会自由主義なのですね。自由主義全体を示すと思っていました。
@plum_pot
はい。
「個人と市場の完全な自由化」を求めるアメリカの右派勢力はなんらかのコンサバティブ(保守)かリバタリアン(自由至上主義者)です。
自由主義(リベラリズム)は基本的に「俺は自由だ!誰にも支配されない!」とする個人主義です。
19世紀に「市場の自由化」は経済的強者(資本家・ブルジョワジー)による弱者(無産階級・プロレタリアート)の搾取や支配を生み、(弱者である)個人の自由を損ねて生存を脅かすようになったため、20世紀に「強者の(経済的)権利」を社会的に制限してでもすべての人々の自由を保障しようとする社会自由主義(Social Liberalism)が生まれました。New Liberalism とも呼ばれ、大きな政府による福祉国家を旨とします。アメリカの「リベラル」はこの流れで、社会的であり平等寄りなので左派です。
より集団的に社会の平等を目指すのが(19世紀に生まれた)社会主義です。
本邦でも1980年代まではリベラルは左派の意味で使われていたとおもいます。現在は左派の「リベラル」と自由主義全体をあらわす「リベラリズム」とが混同されているようにおもわれます。