荻上チキSessionで袴田事件についての回を聞いた。
担当弁護士さんがゲスト。
open.spotify.com/episode/3njNq

この間ニュースになってた、検察の、特別抗告したいけど理由がないという発言について考えてた。

このSessionの回で、検察は何を考えているんだろうという話が出て、担当弁護士さんが自分も聞きたいとしつつ、メンツだろうかと答えてた。

袴田事件、味噌漬けの衣服に赤い血痕があったとか、聞いてるとむちゃくちゃな感じがして「疑わしきは罰せず」じゃないのか?と疑問に思ってた。

この回で、再審は無罪を証明しなくてはならないという高いハードルがあること(昔はもっとハードル高くて真犯人を見つけて来いと言われてたとか)、検察側が抗告することで長期化することなどが説明されてた。

毎日新聞の記事を読んでもそうだけど、そもそも、検察側が、自分たちがミスをする可能性を考えてない感じがする。
mainichi.jp/articles/20230320/

死刑制度もそうだけど、システムとして完璧であることを前提としているのでは?

これって日本の公共システム全体の設計がそうなんだろうか。
基本的には性善説で、公務員は公共の福祉のために働くというのが前提として、その上で、人であるから間違いを犯す可能性があり、どこでそれを見つけて、いかにリカバリするか…を組み込むのは難しいんだろうか?
素人考えだと、その方が健全な運営ができそうだけど。
(というか三権分立って本来はそういう仕組みだよね?)

どの国でもそうだけど、法律は変更しにくいので、常にそのときの倫理観と合わず古い状態になるので、そもそも間違いがないことを前提に動いてるのもおかしいんじゃないかと思う。

少し前に、日本は有罪率99%という投稿が流れてきたけど同じ問題だろうか。
システムとしても間違いがないことを前提として、システム運用側もそう動いてる。

こういう仕組みになってるから袴田事件でも検察が最後まで争ってるってことなのかな。

「福音と世界」で「警察は必要か?」という特集があった。
ira.tokyo/item/book/8886/
BLM、クルド人の事件、沖縄で起きた警察が暴行した事件、戦前のキリスト教徒弾圧の例を出して、警察は社会の治安を守るものだけど治安を考えるとき為政者の視点が入ってくる、警察が必要のない世界はどうやって作ることができるか?という記事があって
twitter.com/plum_pot_221b/stat
これ読んだとき、私のなかでも、なんとなく警察に対してもっと守ってほしい、守ってくれるものだという感覚があったことに気づいた。
それはある面では正しいんだけど、これが社会のマジョリティであるという感覚なんだと思った。

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これは森友加計問題あたりから少し思ってたけど、日本って本当に三権分立が成り立ってるのかな。

今話題の、放送法の法解釈変更についても、これ、そもそも放送法の法の理念自体を変更してる話で、どうしてこれが法律違反にならないんだろう?
法解釈変更だけじゃなく、政府がメディアに圧力掛けるのも、放送法の理念に反する行為なのに。

公文書を改竄捏造できるのか?という話も合わせて、法律違反が起きたときのチェック機関がないような感じがする。
素人だから分かってないだけかもだけど。
国会議員の虚偽答弁や、答えになっていない答弁とかもそう。
独裁政治が可能になってるよね。

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