「クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」ネタバレあり感想②
吸ケツ鬼の正体も分かり、以前の風間くんが残していた手紙を読んで覚悟を決めたかすかべ防衛隊は映画ヒロインのチシオと共に風間くんと戦うことになる。いわゆるパン食い競走で。焼きそばパンのためにめっちゃ走る。
最初はスーパーエリートになりたがって「頑張るのは無駄」としんのすけたちを笑っていた他の生徒も次第にしんのすけたちを応援するようになる。ここでチシオのコンプレックスを克服させるのもよかった。
まあ吸ケツ鬼もまさかの恋愛絡みでの犯行だったわけで、友情・恋愛・成長と青春要素をこれでもかと詰め込んだ作品だった。
黒幕も「無駄こそ必要」と考えを改めてめでたしめでたし。野原夫婦の出番は少なかったが、チシオを後押しするシーンは親である彼らにしかできなかったと思う。
クレヨンしんちゃんのユルい作画だからこそ成立するミスリードもあり、どのキャラもそれぞれ役目と見せ所がありとてもよかった。無駄がなかったと書くと矛盾してしまうが。
「クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」ネタバレあり感想③
唯一ちょっとイラッとしたのはエンドロールにぶりぶりざえもんがチラッと登場したこと。いやお前、本編出てなかったやん。古のクレしんオタク釣ろうとしてるの見え見えやぞ舐めとんのか。
…いや待てよ、ぶりぶりざえもんもオタクにとっての青春である。私たちのクレヨンしんちゃんにはぶりぶりざえもんが欠かせない。そうか、そういうことだったのか……やるやんけ………
クレヨンしんちゃん最高!
おわり。