ファイトクラブがそのまま全部妄想ということでマーラについても納得できちゃうけど消費社会のプロパガンダにどっぷり使った冴えないホワイトカラーの妄想でもその「格好良さ」のためにシンパを際限なく再生産するというそれこそフィクションから滲み出た現実改変の力という点でも面白いなと思う。ファイトクラブ。
1999年公開映画をみよう第一弾でファイトクラブを観てたら年をまたいでた。フランチャイズ化されたアメリカン・サイコはイケアの家具を買ってビルを爆破する。映像が今見ても斬新なのにマーラのキャラクラーがよくわからん。愛がどうとかいうタマかいな。外側から見たタイラーをオフィスの風景に嵌めると本当に怖いな。バスが出発して席から立ちあがる男たちの影というシーンがゾッとするが全く覚えていなかったことにびっくり。
スマイリー、大晦日エピソード。なんやかんやでパトリとヴェロの行く末が一番気になる。これは私の欲望なのかシステムの拡大再生産の規範が押し込めてくるものを自身の願望と取り違えているのかわからない。愛しているが愛の先にも人生は続き永遠の反復横幅でホームがどこにあるのか分からないホームがほしいのかもわからない。
『グラス・オニオン』短い感想。推理ものとしてこういう作劇はいいのかと思いつつ、サタイアとしてのつくりが鮮やかなので楽しめてしまうやつ。ブノワさんシリーズは長く続いて欲しいですね
https://picolin.tumblr.com/post/704648893175136256/glass-onion-a-knives-out-mystery
あけたワインが当たりでちょっとしか入ってないの悲しい。1バレルがいい。750mlというのはいかにも少ない。グラスオニオン景気が良かった。2巡目のほうが楽しいやつ。素直に騙される観客なので。しかしあれ全部偽物という設定であってほしい。
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https://michie.ch/かぼちゃプリン/
こちらでも宣伝しよう。小説TRIPPER冬季号に『君の六月は凍る』という短編載ってます。内容はうまくひとことで言えないんですけど(だから小説にした)すごく読んでほしい。よろしくお願いします。
筏