それはそうと、このシーン、特に日本の観客だと『天空の城ラピュタ』の一場面を思い出す人は少なくないだろう。『ラピュタ』中盤の終わり、城の地下から塔の頂上に逃げて追い詰められたシータが宙に身を投げると飛行機(?飛行装置?)に逆さまにぶら下がったパズーが攫っていく場面。
同じことを考える人がいるだろうと検索してみるとどの場面とは言わないが『ラピュタ』との類似を指摘する人が見つかるが、そんなことより日本の映画メディアによるこの映画の監督へのインタビューがあり、それによるとこの作品というより監督の芸術的なインスピレーションの素として『千と千尋』『ラピュタ』の2作を挙げている。
なので、この映画のこのシーンが『ラピュタ』の引用であるいうのは多分正解だろう。
他にも宮崎駿的なモチーフはあったような気もするけれど、宮崎のファンというほどでもないので、そういう分析は他の人にやってもらいたい。