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語り手である末っ子ヒューの成長物語でもあります。とにかくロディ・マクドウォールがとても健気で私は母性を刺激されまくりなのですが、『猿の惑星』のあの俳優だとかなり後で知りました。名演技です。
しかしこの時代の学校教育ではよくあることだったのでしょうけど、あの体罰教師、あれだけはさすがに「ないわ」って感じですね。また、それにああいう対応をする父親も凄いよなぁ‥‥と。
アマゾンプライムで視聴できます。未見の方は是非とも!

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ところで、昔のビデオのジャケットを見ると、モーリン・オハラとウォルター・ピジョンがクローズアップされていて「恋愛ものか」と思ってしまいますが、恋愛はドラマの一部ですね。
引きのあるビジュアルとして、見栄えの良いこの二人を全面に出したのでしょう。オハラ、この時まだ二十歳くらいですが、すごく大人っぽい。
ウォルター・ピジョンの演じるグリュフィド牧師が、なかなか興味深い人物造形です。良心と誠実さを体現しつつも、諸々の現実には力及ばず、女性の情熱にも応えられない。

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現代的視点から見ると、フォード監督の人間観には一種の「保守性」が潜在していますが、むしろそれが、ポリコレ的配慮の行き届いたハリウッド映画の多い中では、今や貴重な美質として伝わってくるように私は思います。

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名場面に溢れたこのドラマ自体が、一つの普遍的な説話構造をもっているようにも思われます。最後の悲劇が人々の目の前に「上がってきた」ところは、あたかも神話の一場面。何回見ても鳥肌が立ちます。
失われゆくものへの強い哀惜の念と、現実への厳しい眼差しと、人間への深い愛情。家族、親子の関係がこの一作に描き尽くされていると言っても過言ではないでしょう。

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「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」第12回は、ジョン・フォード監督の名作『わが谷は緑なりき』(1941)を取り上げてます。時代の波の中で徐々に崩壊していく炭坑の村の大家族、その中心だった”古い”父の姿を、これほど味わい深く見せてくれる作品を他に知りません。これ以降数多描かれる父親像の原型と言ってもいいのではないでしょうか。
forbesjapan.com/articles/detai

告知で使う予定でいながらすっかり忘れてた。

次回はいよいよ『わが谷は緑なりき』(ジョン・フォード監督、1941)を取り上げます! 何が”いよいよ”かわかりませんが、映画の中の父親と言ったら、個人的にはまずこのお父さんです。あまりにも名作なので今まで手が出ませんでしたが、やっと書き上げました。12月17日pm6:00の更新です。未見の方は是非作品をご覧下さい。

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デ・ニーロの監督作品としての評価は王道の堅実な作りといったところだろうか。子供時代に魅力的な大人に出会い、父親がつまらなく見えるということはよくありそうだ。それは現実の父に出会い直すための回り道だったりする。しかし、邦題サブタイトルの「愛につつまれた街」は頂けない。そんなイメージの作品ではありません。

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連載「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」第11回は、ロバート・デ・ニーロ監督の『ブロンクス物語』(1993)を取り上げてます。イタリア系移民の少年と「二人の父」。原作となる戯曲の作者でマフィアを演じるチャズ・パルミンテリの面構えが素晴らしい。2008年のギャング映画top10にも入っている秀作です。どうぞお読みください(ネタばれには配慮していません)。
forbesjapan.com/articles/detai

ここでは当分の間、お知らせ的なことだけ投稿します。

投稿の削除でまごついていたら親切な方が教えてくれた。

とりあえずの登録。まだ右も左もわからない。twitter.com/anatatachi_ohno
で呟いているけど、いつかこちらがメインになるかしら‥‥。

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