いや、海外と日本で大きな差はなさそうですよ。北上のは80−90年代の歴史的規定が大きいだけで、海洋ロマンとかアクションとかスパイ、ヒーロー/悪漢とかのモチーフが出がちなのは欧米でも同じなようですから。また、伝奇時代小説なら左記の要素が埋まるのでそれら作品をカウントしていることもありますね。
内藤は、海洋ものやスパイ、軍人も含めてハードボイルドや冒険と呼んでいた節がありますが、彼自身翻訳物の宣伝をよくやっていたように、ジャンル意識は海外もののレーベルに対応したと思われる。どういうジャンル名で顕揚するのかは、尾崎秀樹が大衆小説と呼びながら中身がほとんど時代小説だったのと同じで、純文学に対抗するときの何かが総称として選ばれるんじゃないかな。

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うーんまあ、なんというか海外との文脈ではそういうかんじだと思うのですが、細かいところを抜きにすると「井上靖が一番えらい」という結論から逆算して成立した日本独自のジャンル観じゃないかなあと想っています。冒険小説。
QT: fedibird.com/@ttt_cellule/1121
[参照]

白江幸司  
@ohmitakaharu いや、海外と日本で大きな差はなさそうですよ。北上のは80−90年代の歴史的規定が大きいだけで、海洋ロマンとかアクションとかスパイ、ヒーロー/悪漢とかのモチーフが出がちなのは欧米でも同じなようですから。また、伝奇時代小説なら左記の要素が埋まるのでそれら作品をカウントし...

井上靖,そんなに偉いことになってたんですか。全く知らなかった。

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