イーロンマスクの危なさは、彼のStarlinkが衛星によるコミュニケーションネットワークを占有していること。なんともう既に地球の周りの衛星の半数はSpaceXのものであるStarlink。ウクライナの戦争も米国軍もマスクのStarlinkに支えられており、マスクには軍を持たなくても、軍事的に非常に重要なリソースがある。マスクがLiberal Democracyを敵視しているのは明らか。国を超えた独裁者の誕生か。
これはちょっと経緯がなんかへんというか、PayPalを追い出されたマスクというひとは、単純にずっと政商である。
PayPal以降の巻き返しで、エコカー(EUなどからの補助金目当て)、宇宙事業(世界中がロシアのソユーズに頼り切りで、アメリカ政府もNASAへの追加予算が難しい時期)など、公共的なセクターを民間企業ながら担う装いをすることで生き延びてきた現代屈指の政商である。
QT: https://fedibird.com/@JapanProf/110798436996478635 [参照]
このマスク型商法というのは、誇大妄想に大金を注ぎ込んでいると周囲を油断させているうちに、業態を大きくして国際政治問題的に潰したくても潰せない存在に企業を大きくする手法なのだけれど、はたしてTwitterでもうまくいくかどうか。
フィンテックや報道事業というのは、自動車や衛星通信のように、機械やを介在することで、果たして人間のモデレーションを不要にするのか(そのときには人間は何を労働にするのか?)という奥深い話ではあると思うけれど。