日本の売れコンテンツで差別問題ネタやると、冗談としてナチが消費されたり、問題を矮小化していくんですよね。たとえば映画「プロメア」とか。差別描写に比して、主人公ガロは「リオだけは特別」扱いして逃げ道を作るし、結局あの世界でアイデンティティを失ったバーニッシュがどう生きていくかは描かれない。そもそもユダヤ人虐殺や障害者虐殺といったナチを彷彿とさせるネタを、ネタ消費として使っている。
というのを散々見せられてるから、「アークナイツ」や「リバース:1999」みたいな差別問題に向き合う、現政権の姿勢を批判するスタンスが露骨な中華コンテンツって、本当にすごいことなんだよな、と思う。日本でこういうコンテンツ作っても、日本中を席巻するレベルにまでは辿り着けない。ポリコレ笑 って扱いされてしまうから。
私が作家なら、反体制的かつ面白いコンテンツの提供者でいたいし、批評家ならそのようなコンテンツを紹介する側でいたい。そして、生ぬるさに浸かってあぐらをかいているコンテンツに対して、適切な批判をしたい。
文アルのオタクによる、小林多喜二が社会運動してたことすら知られなくなったことを、「先入観なしに読めるいい時代」っていうツイート見かけて、国語と社会の授業を蔑ろにされ、小林多喜二が無名になっていることを美談にする神経がわからなすぎて怖かった……。作家が知られなくなったら絶版になるってことも、この界隈の人たちには理解なさそうで、三重くらいの意味で、理解から遠い存在。
小説書きたい。発達障害(ADHD診断済、ASD傾向有)なのでその手の発信がそこそこある。
ここにある文章は基本的に個人的な意見なので、よろしくお願いします。
読書、観劇、博物館巡り、ソシャゲ中心の生活。
二次創作したりしなかったり。本は割と毎日読んでいるので、感想文多めです。
書き仕事はいつでもほしい。
大学では言語学中心に学んでいました。
別名義で評論やブックレビュー執筆。
個人サイト建設中。
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