映画『イニシェリン島の精霊』Disney+
コリン・ファレル主演。主要キャストがほぼアイルランド出身者で架空のアイルランドの島を舞台にした物語。1923年のアイルランドの時代背景がわからないと薄ぼんやりとしか最初は理解できなかったかも。当時のアイルランドではイングランド領になった地区とその他で内戦が続いていた。この辺の知識だけは事前に知ってても良いかも(私は視聴後に調べた)
⚠️ネタバレ有り⚠️
この映画は観た後に解説読まないと裏テーマが日本人にはわかりにくい映画だと思う。主人公のパードリックがコルムから突然絶縁され、話しかけたら(コルム自身の)指を切ると言われ、実際コルムは5本の指を全部切る。ただ憎まれてる訳ではなく今後の人生に必要とされなくなったんだけど、そこで距離を置けなかったのはパードリックの深い孤独があったのかな。
この字数だと纏めきれないけどアイルランドがずっと内戦を繰り返していたように、パードリックとコルムも"内戦"を繰り返していくんだろうなと思わせる終わり方だった。映画全体がメタファーで裏テーマがあるのでとても難しい。私はこの映画は面白いと感じたけど、近年で1番説明が難しい映画かもしれない。
『SHOGUN 将軍』Disney+
2話まで見ました。ハリウッドが作るへんてこ時代劇ではなくきちんとした時代劇。
映像や音楽は流石ハリウッドで日本の美があるし、特に光や灯りの演出が美しい。
内容は日本史を勉強してない海外の人はこれわかるのかな?とちょっと疑問に思った。日本人でも戦国時代の登場人物を脳内変換できないと歴史上の人物の名前とごっちゃになるかも。
とりあえずブラックソーン(遭難してきたイギリス人)は三浦按針、真田広之が徳川家康、平岳大が石田三成、サワイアンナが細川ガラシャ、西岡徳馬が細川藤孝、淀殿が二階堂ふみ、浅野忠信が本田忠勝かな。キャラ名は違うけどこれで脳内変換したらスルッと頭に入ると思う
映画『ノマドランド』Disney+
いつもの如く全く事前知識を入れず視聴。
悠々自適で大自然をキャンピングカーで旅するお話だと思っていたら、とんでもなく辛い現実を突きつけられた感が…
⚠️ネタバレあり⚠️
日本だとキャンピングカーって生活に余裕がある+アウトドアな趣味ってイメージだし、ノマドワーカーとかスタバでMacBook使って優雅に仕事してるイメージだったので60代の高齢に差し掛かった女性が車上生活でポータブルトイレで用を足し、川で全裸でプカプカ浮き、季節労働をしながら放浪する様は見ていて不安しかなかった。思ってたんと違う…
最後希望が見えそうな終わり方で良かったけど、こういう生活って車内で亡くなってたりとかあるんだろうなぁ。ファーンがノマドから離れられなかった理由が最後の方で明らかになるけど私が死んだ旦那なら生きてる奥さんには幸せに暮らしてほしいし、急いで自分の所にきてほしくはないかな。
考えさせられるけど、これはなかなかの鬱映画だぞ。切実な感じできっつい。
映画『テトリス』AppleTV+
おすすめしてもらった映画をようやく視聴。
『キングスマン』のタロン・エガートン主演。
誰もが知ってるあのゲームのテトリスが世に出るまでの物語なんだけど、任天堂やセガの名前も出てくるし日本人には取っ付きやすいテーマだし、物語自体がとても面白い!
⚠️ネタバレ含む⚠️
テトリスの始まりがソ連だったのは知らなかったなぁ。その当時のソ連の閉塞感や主人公のテトリスにかける情熱。開発者のアレクセイと主人公のヘンクが2人でオリジナルのテトリスで連鎖ボーナス含むプログラムで意気投合するシーンとか、こういう情熱に国境も思想も関係ないんだなと胸熱になった。
当時まだ10人しか知らなかった任天堂のゲームボーイ試作機も出てきたり
尺は118分で2時間切ってるのと話の展開もサクサクと退屈させずに進む良作。エンクレまで見るとご本人が出てくるので最後まで見てほしい。
1月の視聴記録
24年はドラマのマイリストを消化したいので映画は少なめ。でもアバター ウェイオブウォーター、キラーズオブザフラワームーン、ナイトメア・アリーは面白かったなぁ。
ドラマはガンニバルが最高にイカしてた。私の中では10点満点に近い⭐︎9。原作もシーズン終わったら読みたい。あとは一流シェフのファミリーレストラン、これもヒューマンドラマとして良かった。登場人物の成長物語って元気を貰えるからね。反してちょっと残念だったのがシーハルク。最初は面白かったし何でこんなに評価が悪いのか理解できなかったけど最終回で「これが原因か」とわかった。でも最終回以外は良かったよ、主演のタチアナ・マスラニーはオーファンブラックも大好きで見てたしマーク・ラファロのハルク好きだしね。
来月はDisney無料月間最後なので適度に見つつ、Apple TV+の期限が3月末なのでAppleTVメインで見たいの消化する予定。
『ガンニバル』Disney+(STARオリジナルドラマ)
昨日から見始めて面白くて一気見しちゃった!
主演は柳楽優弥。笠松将、吉岡里帆、倍賞千恵子、中村梅雀ほか。
全7話で尺は平均40分くらいかな?割とサクサク見れる。ジャンルはホラー、スラッシャー、クライムかなぁ。タイトルでピンときた人もいるかもしれないけどハンニバル的な食人要素があるのでめちゃくちゃ人を選ぶ。
⚠️軽くネタバレ有り⚠️
第一話にかなりグロめの欠損と腐敗した遺体がアップで出てくるので耐性がない人は多分ここで無理だと思う。耐性ある私が見ても「うおーこれはなかなか…」と思う程度にはグロい。
逆にここを乗り越えられる人なら恐らく楽しめるのではないかなぁ。
映像の質感はドラマというより映画に近くて岡山県の限界集落の奇妙な村の掟とか、村社会特有のジメジメした気味悪さとか素晴らしく表現されていた。
ただ残念な事にまだシーズン2が出てないので物語が気になる所で終わってしまうんだよー。
ジャパニーズホラーが好きな人にはぜひぜひ機会があったら見てほしい。
海外ドラマ『一流シェフのファミリーレストラン』Disney+
シーズン2まで完走したけど続編ありそうな終わり方した。
タイトル見るとグルメドラマっぽい感じだけど、人間ドラマ要素が強い。美味しそうなグルメはS2のep3辺りがシドニーがメニュー開発の参考にレストラン巡りをするので美味しそうな料理の数々が見れる。
⚠️ネタバレ有り⚠️
S2のep6でカーミー(主人公)一家の過去編をたっぷり尺取ってやってるんだけど、このドラマ特有というか怒声のやり取りが多い。レストランシーンもそういう感じ。特にカーミーのいとこのリッチーがずーっとうるさい
ただ、各キャラがそれぞれにレストランに向き合う話が丁寧に描かれていて上手くまとめられてる。
中でも個人的に好きなのがティナとシドニーの関係。最初はギスギスで険悪だったのにシェフとスーシェフにまでなったのはジーンとした
カーミーとクレアの恋愛要素は賛否両論だったみたいだけど、カーミーがシドニーと恋愛関係になるよりは良いかなぁ。そこが恋愛関係になったらTWDのリックとミショーンくらいのガッカリ感はある。バディのままでいてほしい!
映画『ザ・クリエイター/創世者』ディズニープラス
渡辺謙が出てるんだね、出てきてから知って驚いた。人間vs AIってくらいの事前情報で見た映画。
CGがとにかく凄い。ディズニープラス無料期間中で4K画質で見れるお陰で最先端のCG映像を堪能できた。
⚠️ネタバレ有りネガ感想⚠️
ええーと?CGも俳優さんの演技も悪くないし良かったんだけどこの脚本はどうなの?状態。
アメリカで核爆弾が爆発した原因を渡辺謙が「人間側の操作ミスをAIに罪をきせた」というAI側の一言だけで人間側が悪いって普通ならんでしょ。ChatGPT含めて明らかに間違った事も本当のようにAIはデータとして吐き出してくるわけで。そして核爆弾で🇺🇸人が多数犠牲になったのは事実なわけで、じゃあ亡くなった側の方が報復を考えるのは自然ではないかな?(それが正義とかその辺は置いといて)
最後 AIとニューアジア側が勝利したけど、私は逆に人の命って何なんだ?と思ったかな。
なんかモヤモヤする以前に気持ち悪さを感じた。 AIも人間と同じだ!って考えには私はなれないかな。あくまで私は人間だから人間側の視点でしか見れない。 AIの気持ちになれる人は優しいのかも。
映画『キラー・オブ・ザ・フラワームーン』AppleTV+
マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演、ロバート・デ・ニーロ
AppleTV+で見放題何12日から開始されたので2日かかりで視聴。3時間26分の超長尺。ジャンルはクライム+社会派アメリカ歴史ドラマかな?
⚠️ネタバレ⚠️
インディアンのオセージ族の領地に石油が発掘された事が原因で起こる悲劇なんだけど、デニーロが全く悪びれもせず当たり前に原住民を食い物にしていって、甥っ子のディカプリオは悪い事してる自覚はあっても叔父に流されて悪事に手を染める何とも中途半端で情けない男を演じている。
見ている途中で「レオさんよ、そこに愛はあるんか?」とアイフル並に思う事がしばしばあったけど、愛はあったんだよね。妻の事も子供も愛してはいた。てか愛してないならあんなに子沢山にはならないし、子供が死んだ時に地べたに転げ回るほど慟哭しない。そこに愛はあった。あったはずなのに権力には逆らえなかった。そんな中途半端で流されやすくみっともない男をレオ様が見事に演じています。デニーロの悪役っぷりも見事!
ただ、娯楽要素は一切ないのでそっち方面期待したらダメかも。
独り言だったり趣味の事だったり。
好きな映画や海外ドラマは固定トゥート🎥
意識低い系で娯楽として視聴したいスタイル。
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