先ほどのこの呟きに某氏から「谷口氏は以前からトランスヘイトやってる人ですよ」とのご指摘をいただいたのを受け、どっちもどっち的な発言は訂正します(言動を十全に把握してるとは言いがたいので、谷口氏を全面的に批判するとまではいかないものの、警戒するスタンスには傾きました)。
また、「物事を社会的な影響から切り離して形而上学として考えたい」という欲望が自分の中でそこそこ大きい事に気づいたので、以後気をつけたい。
谷口氏の過去の言動を調べようとすらしてなかったのは多分その辺にバイアスがあったっぽい(「形而上学的な議論をすること」に「正しさ」を感じ取る傾向にあるが、社会から切り離された学問はほぼ存在しない筈)。
性自認にまつわる分析哲学の論文がジェンダー論を専門とする人の査読で落とされたことに執筆者の谷口一平が「普通に専門家なら査読OK出すような内容を非専門家が的外れなコメントで落としてきた」と主張、論文非公開のまま査読を晒した結果反トランス言説であるという旨で永井均も巻き込んで諸々批判を受けてるの、全てにうんざりするな……。
(「逆にジェンダー論軽く見てない?元論文公開されないとなんもわからん」VS「公開されてない論文を読みもしないのに批判文だけで反トランス扱いするな」VS「どっちの主張も部分的には頷けるが全面的には頷けない」)
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『負けヒロインが多すぎる!』アニメ化、大変めでたい。
谷林は本作がめちゃくちゃ好きです。
最初読んだとき「なんでその関係で、その距離感で、そういうかけあいになるの??」という困惑で頭をやられてしまった。
距離感のバグり方と、バグった距離感に違和感を持たせずコミカルに読ませる手つきが絶妙なんですよ。
ヒロインは失恋を吹っ切るために主人公との日常で誤魔化そうとしているし、主人公は主人公でそれをうっとうしいとも楽しいともドギマギするともとれる反応をしている。
でも、主人公の内面や、ヒロインたちの内面を書きすぎたらくどくなる。
同時にギャグでごまかしすぎると多分上滑りする。
そういう絶妙な塩梅をうまいこと処理している。すごくテクニカルなことをさりげなくやってる。
で、しかもその結果として出力されるのが「ラブコメっぽいけど絶対にラブコメじゃない、どこかラブコメっぽい何か」になっている。絶対におかしい。
負けインのテクニカルなすごさはもしかしたらちゃんと語らないといけないのかもしれない。