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『負けヒロインが多すぎる!』アニメ化、大変めでたい。

谷林は本作がめちゃくちゃ好きです。
最初読んだとき「なんでその関係で、その距離感で、そういうかけあいになるの??」という困惑で頭をやられてしまった。

距離感のバグり方と、バグった距離感に違和感を持たせずコミカルに読ませる手つきが絶妙なんですよ。
ヒロインは失恋を吹っ切るために主人公との日常で誤魔化そうとしているし、主人公は主人公でそれをうっとうしいとも楽しいともドギマギするともとれる反応をしている。
でも、主人公の内面や、ヒロインたちの内面を書きすぎたらくどくなる。
同時にギャグでごまかしすぎると多分上滑りする。
そういう絶妙な塩梅をうまいこと処理している。すごくテクニカルなことをさりげなくやってる。

で、しかもその結果として出力されるのが「ラブコメっぽいけど絶対にラブコメじゃない、どこかラブコメっぽい何か」になっている。絶対におかしい。
負けインのテクニカルなすごさはもしかしたらちゃんと語らないといけないのかもしれない。

「何を考えているのかわからないこわさ」って言ってもいいかもしれない。

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