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『日本の植民地建築―帝国に築かれたネットワーク (河出ブックス)』建築からみた植民地支配の流れがわかる。建物を建てることの支配の側面。
建物が壊されまくっている映像を毎日見ていると、壊すことと建てることのその背景にある権力について考えさせられる。

「建築を語るうえで必要なことは、植民地建築が支配とどのように関係しているか、あるいは支配を進めるために植民地建築をどのように作ったかという問題である。言い換えれば、植民地建築が存在することを前提に、支配を語る危うさが存在する。(中略)両庁舎とも長い歳月をかけて建てられたこと、その歳月が支配する側にとって意味があったこと、総督府庁舎よりも優先的に先に建てられた建物があったことなどは無視されるのが常である。そこには植民地建築が支配と関係するという前提を、そのまま結果として語る危うさが存在している。」

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