これがFediverseからアクセスできる私のBlueskyアカウント(のブリッジ用Bot)
@noellabo.jp
スクリーンショットは、Blueskyの書き込みにfedibird.comから(ブリッジ経由で)返信したところ。
こちらはBridgy Fedという、ActivityPubやBluesky、IndieWebなどのブリッジサービスを利用した相互接続の様子です。
Bridgy Fed
https://fed.brid.gy/docs
Threadsが(制限がありながらも)ネイティブにActivityPubを実装しているのに対し、ブリッジは異なる実装間を代理接続する形でつなぎます。
Mastodonから見えるアカウントは、Bridgy Fedのサービス上に作られた代理のアカウントです。Bot扱いになっていますね。
フォローしておくと、接続してあるBlueskyのアカウントの新着投稿を代わりに流してくれます。お気に入りも代わりに伝えてくれます。
Blueskyから見えるアカウントも、Bridgy Fedのサービス上に作られた代理のアカウントです。
アカウントのフォローは事前に許可しておいたり、DMでリクエストを許可するようになっているそうです。
なお、X (formerly Twitter)のアカウントをActivityPubにコピーしてくるサービスもあるにはありますが、これはできるだけ使わない方が良いです。
X側が相互接続を認めていないのを無理矢理つないでいるため、ただの無許可コピーになってしまっています。
QT: https://fedibird.com/@noellabo/112374571388595625 [参照]
ブリッジ方式の弱点は、橋渡しを行っているブリッジが、ひとつだけしか存在しないことです。
よしんばブリッジを複数設けるとしても、今度は同じアカウントが複数の名称を持つことになり、重複してしまいます。
(ブリッジA、ブリッジB、ブリッジCがあると、noellabo.jp@A、noellabo.jp@B、noellabo.jp@C、というまったく同じ内容のアカウントが発生してしまうということです)
そして、そのブリッジを利用するActivityPub上のサーバ、AT Protocol(Bluesky)上のサーバが、ただ一つのサービスに依存することになります。
Bridgy Fedは、Ryan Barrettさんが作って、個人で運営しているサービスです。
Ryanさんは分散SNSに対する理解・理念・非営利で持続できる運営体制など、頼りにできる信頼に足る人物であろうと思いますが、
そうであっても、ひとつのサービスで発生したトラブルが全体に影響を及ぼす構造であることは避けられません(単一障害点)。
そういった問題を構造で解決しようというのが分散SNSの目指すところで、理想から遠ざかってしまうのです。
解決策はあるかもしれませんが、原状、そういうポジションにあるということは憶えておいてください。
@noellabo Not only is the duplication problem by multiple AP-ATP bridges, but it also introduces some scalability issues.
I think the best but suboptimal way to solve this problem is the Fediverse implementation, which supports multiple protocols with a proper workaround. (I know the proper workaround part will be VERY hard)
------ Translated using DeepL -------
複数のAP-ATPブリッジによる重複の問題だけでなく、スケーラビリティの問題もある。
この問題を解決する最善の方法は、適切な回避策で複数のプロトコルをサポートするFediverseの実装だと思う。(適切な回避策を講じるのは非常に難しいだろうが)。
@perillamint I think one of the most trickiest workarounds would be handling of objects referencing other objects, such as reblogs/shares and quotes.
Perhaps, the implementation could act as a bridge and generate bridged objects when such references are made, but copyright implication of that approach is unclear, and it would worsen the duplication problem further
ブリッジは、相互接続されている状態を模倣してくれるし、一定の利便性を提供してくれますが、双方のサービスが本当につながっているのとは異なります。
必要最小限、恩恵が受けられて依存しない範囲で利用し、その欠点・問題点を十分に踏まえて利用すべきものです。
つながるのは面白いので試せる人は試してみると良いと思いますが、使わない方が良い場合も多いので、事前によく調べてみてください。