ActivityPub上の投稿は、そのプロトコル管理下にある限り、投稿者の所有権とコントロールが維持されることが期待できます。

それが誰の投稿で、どこにオリジナルがあるかポイントされ、投稿の公開範囲により閲覧できる人が制限され、削除すれば反映され、ブロックした相手に対して閲覧を拒否する、など投稿者の意志が反映できるということです。

これをもって、サーバ間の複製に合意がとられているといっても良いでしょう。

また、Mastodonなどでは、oEmbed・OGPにより間接的に参照することでActivityPubの外部にコンテンツの表示が可能です。

ログイン状態にないため閲覧者にActorが割り当てられておらず、公開範囲やブロックを反映できませんが、投稿の削除は反映できるため、公開投稿については許容されると考えて良いと思います。が、実態としては拒否感が強く、事前了解をとるのが無難です。

難しいのはスクリーンショットや、テキスト・画像をコピーする場合で、公開範囲の反映やブロック、削除など、前述したような投稿者の意志を反映することができないため、利用の合意はとれていないと考えるべきです。

なお、Fedibirdの引用や参照は、この原則が守られるように設計されています。

公開範囲、削除、ブロック、ミュートなどすべてのコントロールが反映されます。

また、問題の多い、スクリーンショットやテキスト・画像のコピーが不要となります。

※ ログイン状態にない参照の公開ページは、oEmbed・OGPと同様、ブロック・ミュートを反映できない問題があります。公開範囲は考慮されます。

@noellabo いつも丁寧な運営をありがとうございます。Twitterは公式の「画像をツイート」機能を使って参照していても画像ファイルを新規タブで開き直してURLを目視しなければ明示的には元ツイート主アカウントが何だったのか確認できない仕様になっていたので、それを知らない人から剽窃呼ばわりされるようなことがありました。そういうトラブルは初めから仕様として技術的に防げるようになっているのがプラットフォームのあり方として望ましいですよね。

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@goyou Webでは基本的にURLを使えばなんでも参照できるので、どこで公開されていても、それが画像でも動画でも、リンクしたり埋め込んだりできてしまうわけですが、それはHTMLレベルの基礎技術の話であって、

やはりその上のレイヤーでは、出所を明示しなければ自分自身のものか借用か判断することは困難ですから、システムでケアしておきたいものです。

ActivityPubは悪用を防ぐような仕組みではありませんが、プロトコルに従って実装すれば、それを自然に実現できる仕組みで、私はそこがとても気に入っています。

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