海の無法者たち – 私たちは彼らをどう追い詰めるか(TED: Tony Long)
違法操業や海賊行為、原油流出など、目に見えない犯罪が海の生態系を破壊していますが、目に見えないものを止めることはできません。衛星データとAIの力を利用して、海洋犯罪者を現行犯逮捕するために、海洋保全の専門家で2023 Audacious Projectの助成を受けたトニー・ロング(Tony Long)氏が、海におけるすべての産業活動について、史上初のライブマップを説明します。Global Fishing Watchのチームが、自然保護活動家や研究者、一般市民が貴重な水生生物の生息地を保護するために、この地図を世界に自由に公開する方法を紹介します。
謎と恐怖がエンドレス、ホラー・ショート作品トンネル(Tunnel)
米コネチカット州在住のショーン・ルイス・ケリー(Sean Louis Kelly)さんの短編ホラー「Tunnel」が面白いです。一人の自然写真家が山中で奇妙な古いトンネルを見つけます。彼がカズー(Kazoo)を鳴らすと・・・。2021年のショート・ホラー・コンペティション(2021 Roadsmary’s Baby Horror Film Competition)のおいて一位を獲得しています。「Two Roads Brewing Company」が主催する短編ホラー・コンペティションは2018年から開催しています。暑い夏にビールを飲みながら野外でホラー映画を鑑賞するのはいいですね(^^)
黒澤 明監督の時代劇「隠し砦の三悪人」は名作アドベンチャー映画
日本映画「隠し砦の三悪人」は、1958年公開の名作時代劇映画。監督は黒澤 明、主演は三船敏郎、ヒロイン上原美佐、モノクロフィルム作品です。戦国時代を舞台に敗国の侍大将が世継ぎの「姫」と軍用金を擁し、2人の百姓を従えて敵中突破する姿を描いた冒険(アドベンチャー)映画です。この「隠し砦の三悪人」は、1977年の映画「スターウォーズ」の製作と物語や構成に影響を与えています。
AI「AlphaDev」が 高速アルゴリズムを発見する(Google DeepMind)
Google DeepMindが強化学習を応用してアルゴリズム(algorithm)を改良する新しいAIシステム「AlphaDev」を発表しました。このAlphaDevを利用して、データを並べ替える(ソート/整列)ための高速アルゴリズムを発見したとの論文を natureに発表しています。1日に何兆回と実行されている重要なアルゴリズムを高速化したことで、コンピューティングに必要なリソースを大幅に削減できたとしています。
https://kokai.jp/ai「alphadev」が-高速アルゴリズムを発見する(google-deepmind)/
良い大学とは何か、そしてなぜそれが重要か(TEDx: Cecilia M. Orphan)
なぜ「良い大学」は、最も少ない学生しか受け入れないのでしょうか? 教育者であるセシリア・M・オーファン(Cecilia M. Orphan)さんは、入学を拒む(そして学費が高い)大学への「社会の執着」がもたらす有害な結果を明らかにします。何が大学を「名門校」にするのかを考え直し、資金と関心を最も必要とされる場所、すなわち、全ての学生に教育機会を与える地域公立大学に向けるように促します。教育機関は「狭き門」を評価するのではなく、教育機会を創り出すことを評価するよう呼びかけます。
生成AIとディープフェイクによるアバター開発スタートアップ
アバター(Avatar)は自分の分身となるキャラクターのことですが、AI技術によって精巧となり、さまざまな分野の企業が注目しています。アバター産業は2029年末までに5,270億ドル(約73兆7700億円)規模に拡大すると予測されているそうです。アバターの開発依頼が15,000社を超えたシンセジア(Synthesia)や、2023年アカデミー賞の受賞映画にも活用され Googleが支援するランウェイ(Runway)、ケンドリック・ラマーのミュージックビデオを手がけるディープ・ブードゥー(Deep Voodoo)などもアバターを開発します。ディープフェイクや生成AIを駆使するスタートアップです。
大学出願エッセイ「私は刑務所で生まれた」ハーバード合格(Aurora Sky Castner)
米テキサス州のコンロー高校(Conroe High School)を5月に卒業した18歳のオーロラ・スカイ・カストナー(Aurora Sky Castner)さんは、この秋から全額支給奨学金を受給してハーバード大学に通います。地元紙クーリエ(The Courier)によると、カストナーさんの母親は出産時にガルベストン郡刑務所に収監されていました。カストナーさんは刑務所内で生まれ、父親が引き取りシングルファザーで育ちました。貧しい環境にあったカストナーさんが、ハーバード大学に合格するまでには、コミュニティの人々による助けと愛がありました。大学出願エッセーのタイトルは「私は刑務所で生まれた」です。
元ロシアスパイのシロイルカ(Hvaldimir)がスウェーデンに出没
2019年にノルウェー沖でハーネスを着けた状態で発見され、ロシアのスパイとの疑いが持たれたシロイルカ(ベルーガ)がこのほど、スウェーデン沖に現れました。5月29日、このシロイルカを追跡している団体ワンホエール(OneWhale)が発表しました。このシロイルカはノルウェー語の hval(クジラ) という言葉と、ロシアから来た(Vladimir Putin)とされることを掛けて バルジーミル(Hvaldimir) の愛称で呼ばれ、推定13~14歳とされます。
女性宇宙飛行士は男性より食料や酸素の面で効率的(ESA研究)
アルテミス計画(Artemis program)では、「史上初の女性を、次の男性を」月面(特に月の南極付近)に着陸させることを目標としています。日本でも米田あゆ氏がJAXA史上3人目となる女性宇宙飛行士候補となっています。宇宙における女性の活躍が期待される中で、欧州宇宙機関(ESA)の研究チームが「宇宙飛行士は男性より女性の方が必要な食料や酸素の面で効率的」という興味深い研究論文を発表しました。
イランにおける「女性・生命・自由」 それが世界に対して持つ意味(TED: Golshifteh Farahani)
女優、ミュージシャン、活動家であるゴルシフテ・ファラハニ(Golshifteh Farahani)氏は、イランの道徳警察の手によるマフサ・アミニの死を受け、「女性、生命、自由」のために戦ってきた人々を称え、詩的で感動的な独白と考察を行っています。私たちに共通の人間性を呼び起こし、世界中の罪のない人々に加えられた暴力に対して立ち上がるよう、すべての人に呼びかけます。
Imagine Dragons の Crushed が話題に、出演した14歳の少年も注目
米国のロック・バンド、イマジン・ドラゴンズ(Imagine Dragons)の新しいミュージック・ビデオが、ネット上で多くの再生回数を稼いでいます。このビデオ「Crushed」は、ウクライナ南部ミコライフ州の小さな村に住むサーシャ(Sasya)という14歳の少年を描いています。最前線の村はウクライナ軍に解放されるまで、5ヶ月間ロシア軍に占領され、廃墟となりました。映像はタイ・アーノルド(Ty Arnold)氏によって、解放直後の2022年11月に撮影されました。村の再建に向けて寄付を呼びかけています。
https://kokai.jp/imagine-dragons-の-crushed-が話題に、出演した14歳の少年も注目/
札幌のもいわ山ライブカメラ、美しい夜景と登山道の魅力
札幌市のほぼ中心に位置する もいわ山(藻岩山)。標高531メートルの山頂からは、雄大な石狩平野と札幌市街地を一望する景色が広がります。藻岩山は、アイヌ語でインカルシペ(いつも登って見張りをするところ)と呼ばれていました。この山はアイヌにとっての聖地であり、尊い神の山であったのです。自然歩道を利用してもいわ山山頂に至る魅力的な5つの登山コースが整備されています。もいわ山展望台ライブカメラは美しいですよ(^^)
相互確証破壊を描いた映画「博士の異常な愛情」と「未知への飛行」
相互確証破壊(Mutual Assured Destruction: MAD)とは、核による先制攻撃を受けても、その報復として絶対的な損害を与えることができる核戦力を保持することによって、核攻撃を抑止するという米ソ冷戦時代の核戦略構想です。1964年公開、スタンリー・キューブリック監督の名作映画「博士の異常な愛情」とシドニー・ルメット監督の「未知への飛行」はともに核戦争をテーマとして、「相互確証破壊」を描いています。いま60年前の名作映画が「核兵器の拡散」や「危険性が増大しているAI」に警鐘を鳴らします。
ピーターマン氷河が潮の満ち引きで融解加速(グリーンランド)
グリーンランド最大級のピーターマン氷河(Petermann Glacier)を観測する米研究チームは、潮の満ち引きの影響で暖かい海水が陸地のほうへ流れ込んで氷河の裏側を解かし、海面上昇を加速させている可能性があると指摘しています。また、潮の満ち引きがもたらす融解を加算すると、予測される海面上昇は最大で3倍に上ると主張しています。
米タイム誌「日本の選択は軍事大国」独仏テレビ局「戦争の準備」
米タイム誌が発表した電子版次回号(5月22-29日号)では、表紙に岸田首相が掲載され、「日本の選択」とのタイトルで「岸田首相は何十年も続いた平和主義を捨て、日本を真の軍事大国にすることを望んでいる」と記されています。岸田首相が安全保障政策を大きく転換したことに着目し、東アジアの外交関係の変革に着手するとともに、防衛費を大幅に増額したと指摘しています。
Googleの対話型AI「Bard」が日本語に対応、質問しました。
Googleは5月10日、開発者会議「Google I/O 2023」において対話型AI「Bard」の英語版を180の国と地域に公開するととともに、40の言語に対応する計画の一環として日本語と韓国語でも利用できるようになったと発表しました。早速、Googleの高性能な大規模言語モデル(LLM)である「PaLM 2」に移行された対話型AI「Bard」に質問してみました。
2023年ピューリッツァー賞(The 2023 Pulitzer Prize Winners)
5月8日、ピューリッツァー賞選考委員会(Pulitzer Prize Board 2022-2023)は、2023年のピューリッツァー賞受賞者を発表しました。公益部門では、AP通信の「ロシアのウクライナ侵攻における市民の虐殺と、包囲されたマリウポリから勇気ある取材と一連の報道」が受賞しています。ニュース速報写真部門においても「マリウポリから他の報道機関が去った後の荒廃と民間インフラ施設の犠牲者など、侵攻開始から数週間の写真を撮影した「AP通信の写真スタッフ」が受賞しています。
https://kokai.jp/2023年ピューリッツァー賞(the-2023-pulitzer-prize-winners)/
数年以内に汎用人工知能(AGI)は可能/デミス・ハサビス(Google DeepMind)
グーグル・ディープマインド(Google DeepMind)のデミス・ハサビス最高経営責任者(CEO)は、コンピュータが人間並みの認知能力を持つ汎用人工知能(Artificial general intelligence: AGI)は、数年以内に実現できるかもしれないと語っています。また、「AI研究はすでに急ピッチで進んでいるが、さらに加速する可能性がある」と述べています。
AIの危険性について話すために退職、ジェフリー・ヒントン氏(Geoffrey Hinton)
5月1日、AI(人工知能)研究の第一人者として知られるジェフリー・ヒントン(Geoffrey Hinton)氏が、Googleの役職を退いたことを明らかにしました。自らが開発に貢献したAIの危険性について自由に発言するためと説明しています。生成AIの基盤となっている人間の脳の構造に着想を得たニューラルネットワークの研究で知られ、2018年にコンピュータ科学におけるノーベル賞と呼ばれる「チューリング賞」を受賞しています。Googleでは約10年間AIの研究に従事してきました。
2027年までに1/4の仕事が変化、仕事の未来レポート2023(WEF)
世界経済フォーラム(WEF)が、4月30日に公表した「仕事の未来レポート2023」によると、今後5年間で約4分の1の仕事が変化すると予測されています。2027年までに約6,900万人分の雇用が創出される一方、8,300万人分の雇用が消滅し、その結果、現在の雇用の約2%が純減します。グリーン・トランスフォーメーション(GX)とサプライチェーンの現地化が仕事の純増につながり、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の拡大により、仕事は増える一方で失われる仕事とのオフセットはより大きくなると予測されています。また、リスキリング革命の緊急性が高まるとしています。
デジタルコンテンツ全般とクリエイティブに興味があります。