古宮九時『Unnamed Memory』1巻読了。
子を成せぬ呪いをかけられた王子様と最強の魔女のお話。
主人公に因縁がありそげな怪しい人物が現れては、特に主人公の前に姿を見せることなく消えていくのでびっくりした。でも何故かそんなに肩透かし感はない。
王子様のパーソナルスペースがバイデン大統領並みに狭くて、息をするように髪を撫でたり、頭に手を置いたり、頬に触れたり、抱き上げたりしてるので、歳を取ってからセクハラで訴えられやしないかと、かなり心配になった。

古宮九時『Unnamed Memory』2巻読了。
子を成せぬ呪いをかけられた王子様と最強の魔女のお話。
魔女が王子様の呪いをといて、王子様が王様に昇進して、魔女さんの昔の因縁が片付いた。
魔女さんの昔の因縁が片付いて探偵物っぽい細々とした話が始まって楽しいなと思ってたら、唐突に昔の神様を殺す話になってびっくりした。
昔の神様を殺す話は、その場に魔女と王様しかいなくて寂しいなと思うのですが、その場に立てるのはこの二人しかいないという作者の意思を感じます。
1巻の時に、この王子様お触り多いなと思ってたのですが、2巻で言及あったヨシヨシですし、魔女さんからのお触りも増えました。

古宮九時『Unnamed Memory』3巻読了。
歴史の裏で暗躍する悪い魔女を倒して、王様と最強の魔女は結婚しました。めでたし、めでたし。
と思っていたら、王様が事故で過去にタイムトリップし、最強の魔女が魔女になる過去を改変したのでタイムパラドックスが起きて、二人の出会いはなかったことになりました。つづく。
悪い魔女を倒す話では、2巻の戦いと違って脇キャラも戦力に数えられてる感があったけど、それでも最終決戦は王様と魔女の二人だけの舞台になるんだよな。ちょっと寂しい。
伏線の張り方が最小限で、新章に入るたびに、そんなん知らんかったという情報がザクザク現れるな。

古宮九時『Unnamed Memory』4巻読了。
タイムパラドックス後の世界で、魔女と王様は再び出会う。
いきなり親世代の出てこない次世代編が始まったみたいなもにょもにょ感を感じる。第二部じゃなくて、第一部の続きが読みたい。
と思ってたら、1巻で怪しいまま退場した人物が曰くありげに再登場したので、第一部と第二部は合流しそうですね。
あとまあ、これは細かい話なのですが、国による食習慣の違いとか服飾の違いとか言葉の違いとかはちまっと知りたいです。これはまあ、好みの話です。

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古宮九時『Unnamed Memory』5巻、6巻読了。完結。
この世界の外にも世界は広がっているのだ(新大陸編とか)と言われてワクワクすることもあれば、今まで読んできたのは何だったのかとモヤモヤすることもあり。
んで、主人公二人はお互いにとって唯一なのですが、その関係性にギュインギュイン盛り上がることもあれば、淋しいなあと思うこともあり。
わたしの感じ方は理不尽だなあ、この理不尽さはどこから来るんだろうか、分からんなあとなりました。

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