そういえばフュリオサ観たあとなんも言ってなくていまさらなんだけど、最初にアニャ・テイラー・ジョイが主演と聞いたときにあんな華奢な人がやるのかーと思ったけど実際見たら線の細さなんかみじんも感じさせない力強い演技で、すごくよかった。終盤はぜんぜん似てないはずのシャーリーズの面影がかぶってくる(メイクもあるんだろうけど)ところもすごいなーと。シャーリーズといえば、エンディングの前作映像、あれは必要だったんだろうか。わたし自身はフュリオサの余韻だけ抱えて帰りたかった。
前作と違って悪役を格好よく描かないことに力を注いでるんかなって感じで、そこはもちろんよいのだけど肝心のメインヴィランのビジュアルが髪型とかマント?とかどうも雷神ぽいのがすごくノイズになって、せっかく熱演されてるのに観ていてずっと、ディメンタスじゃなくてC・ヘムズワースを見ている、みたいな、そこが、好きな映画だと思いつつのめり込めない一因かなと思う。
どうしたことか封切り初日に「フェラーリ」を観てきたんですけど、たぶん車に関する映画なんだろう+銀髪のアダム・ドライバーということしか知らなくて、見ているあいだもどこにのっていいのかよくわからん映画でした。ペネロペ・クルスが迫力があってよかった。あとママも。愛人のひとはもうちょっと描きようがあったんじゃないかという気がした。で、フェラーリ本人は、アダム・ドライバーは大きいというところでかなり点数を稼いでいるなと思いながら見ていた。ガタイがいいとかじゃなくて大きい。あの大きさでカリスマ性を出してる。普通の体格だったらたぶん主役なのに薄い……みたいになりそう。アダム・ドライバーが悪いわけじゃないんだけどねえ……みたいな、うーんなんでしょう。