>決済代行会社とも早急に協議いたしましたが、カード会社の判断によるものであり、すでに弊社では覆すことのできない状況でした。
というのが嘘じゃないのなら、決済代行会社の方針ではなく、アクワイアラーか国際ブランドの方針だと素直に受け取っていいんじゃない?
むしろマンガ図書館Zの終了は、カード決済サービスの闇を暴くために敢えてやってんじゃないかとすら思ってる。
>「替わりの決済代行会社を見つけたとしても、また同じ現象が起こる可能性がある」
はあるにせよ、この選択肢をとってサービスを延命させるのがどう考えても第一選択でしょう。JCBなら使えてるサービスは、実際にあるんだしさ。
マンガ図書館Z閉鎖は、なんか、こう、モヤモヤしてるんだよな。
マンガ図書館Zって、もう正規には売りようがない絶版マンガを、海賊版としてではなく、作者の許諾を得て、電子化して広告を付けることで、無料で提供しつつ作者に還元しようという試みよね。
で、今回、決済が切られたのは、R-18書籍の閲覧可能となるプレミアム会員のサブスク料。サービス運営費はプレミアム会員料で賄われているので、ここが切られるとサービス存続が不可能になる、という話だ。
要は、広告収入だけでは運営できないということなので、非アダルトな絶版マンガには、作者に十分な利益を分配し、サービス運営費を賄えるほどの商品価値は無い、という意味だよねぇ。だったらぶっちゃけ、コンセプトはとうに破綻してると思うんだ。サブスク課金にしてしまったら、それはもう普通の電子書籍サイトと何も変わらんので。
今回、決済を切られた本当の理由は不明だけども、
>「一部の作品だけ削除して凌ぐのは避けたい」
という赤松氏のポストからも、一部の作品、具体的にはR-18作品を削除して存続という選択肢は、決済代行会社から提示されていたものと推測される。
でも、R-18作品を削除して存続というのは、サービスの理念から考えれば全然アリだと思うんだ。マンガ図書館ZにあるR-18作品って、絶版マンガじゃないのが多分ほとんどだろうから。(ちょっとR-18ランキング見た限りだと、他の電子書籍ストアでもあるやつばっかりだった。これが卸事業ということなんだろう)
R-18作品を削除して存続できないのは、表現の自由を守るためというより、そうしてしまうと、実質的に唯一の商品であるR-18作品がなくなり、皆プレミアム会員から脱退し、サービス運営費が稼げないからだと考えられる。
ここまで考えてようやく分かったが、収益構造が歪だったのが主因に見えるのに、カード会社による表現規制問題にすり替えられた感が強いから、モヤモヤするんだな。
あるいは、
>マンガ図書館Zを運営する株式会社Jコミックテラスでは他社ストアに作品を提供する「卸事業」も手掛けており、今後は卸事業に注力し継続することで、参加いただいている作家の皆様への還元を図っていきたいと考えております。
を読む限り、要は、不採算事業をやめただけ、という受け取り方だって出来る。こっちの方が可能性高いかもね。