マストドンを少しやってみて、Twitterとの違いとして感じたのは、「引用RTの鬱陶しさがない」ことですね。たまーに有用な発言もありますが、体感的には7割くらいは「俺に言うな」みたいなものなので(笑)。
Twitterは情報量としては圧倒的ですが、眺めている時間は「石を除く作業」に実は費やされているんですよね。はばかりながら言えば、学問なんて「ハズレ」が大半で、「当たり」はごく一部なので、そういう作業には慣れてはいますが…。
クリス・ベイルの『ソーシャルメディア・プリズム SNSはなぜヒトを過激にするのか?』(松井信彦訳、みすず書房)を読んでから、SNSで政治的な発言等をする際には、言い方とか、よく意識するようにしようと思った。
SNSで自分と反対の意見に接すると、人はますますそれまでの意見を強めて過激になっていくという実験結果があって、じゃあどうすればいいのかは、本でいくつか提案されている(小さく歩みを進めるとか、相手の信条を問いただす前に自分の側の見解について考えるなどなど)。
なんでもそうなんだけど何にも考えずに使うよりどこが好きか考えながら使うと急にそのものの解像度が高まってく気がする
PeerTubeは、Fediverse / 分散SNS版のYouTubeです。
TwitterとMastodonの違いについても、まだ馴染みのない方も多いと思いますが、
YouTubeとPeerTubeも、これによく似た考え方の違いがあります。
従来型のサービスは、Twitterも、YouTubeも、自社のサービスにできるだけたくさんの人を集め、どれだけ人気のある場所をつくるかが勝負どころとなっています。
人がたくさんいれば、さらに人は集まってきて、他のサービスより自分のサービスを選ぶようになるため、様々な方法で囲い込みをおこないます。
そして、そこに広告をのせ、どれだけたくさんの人に広告を表示できるか、ということが、収益につながっています。
しかし、そのことによって、巨大で、その場所以外に選択肢がないことで、回避できない問題がいくつも発生しています。
これを、たくさんの小さなサーバにわけ、十分に管理しやすい状態にした上で、お互いにつながりあって、巨大なサービスと同等の機能性を実現する仕組みが、PeerTubeやMastodonの、Fediverseのアプローチです。
PeerTubeは、まだMastodonほどには一般に知られておらず、
既にサーバ自体はかなりたくさん存在しているのですが、
日本人を対象に、気軽に覗いてみるならここが良い、というお勧めできるオープンなサーバが少ないのが現状です。
そこで、FediMovieというサーバを開設し、少しFediverseの使い方に親しんだ私たちが楽しく使ってみせ、もっとみんなに知ってもらおうと取り組んでいます。
PeerTubeはMastodon以上に、誰がサーバをたて、どこから参加しても、見られる世界に差異がない仕組みになっています。
リモートのユーザーだから動画の一覧がみられないということもなく、広域に検索ができますし、閲覧数などもサーバを超えて共有されます。
たくさんのサーバが参加すればするだけ、動画の再生にかかる負荷も軽くなるような、負荷分散の仕組みもあります。
ですから、FediMovieを切っ掛けにしてPeerTube面白いなって気が付いたら、どんどん自分のサーバを立てて広めていっていただきたいと思っています。
マストドンは情報収集には向かないかもしれないけど、触れることがなかった人たちが議論(論破合戦じゃなくてね)しているところを眺めたり、誰かが共有してくれるとても有用な読み物に目を通したり、綺麗な写真を眺めたりするのには向いてると思うなあ。
これはおもしろい。なぜなら、先週から私のTumblrアカウントどんどんフォロワー増えている(関係性はない)。
ー
Tumblr、マストドンと接続へ。分散型SNS標準プロトコルを採用し、Twitterからの脱出受け入れ強化(CloseBox) @TechnoEdgeJP https://www.techno-edge.net/article/2022/11/22/522.html
Twitterを支えていたエンジニアの実態がわかる良い文書です。
彼らの仕事がわかる人はもう残っていません。Twitterは素人の手に委ねられました。
映画/美味しいもの/教育/マーケティング/マンガ/コスメ/香水/紅茶/秘密 薪さん/呪術/1st ブルベ冬 2ndブルベ夏