水星の魔女に限らず、日本のエンタメコンテンツにおける同性ロマンス匂わせは「BL/百合愛好者」を釣るのが目的であって、クィアは端から視界にない(見えてないからそもそも釣る気もない)のでクィアベイティングにすらなってないというのが正確なところなんだろうな…(という話を別ジャンルの件で過去の自分がしていたのを発見した)。BL/百合愛好者の中に少なからず当事者がいることを想定していないというか。実際ファンダムの主流は異性愛規範を内面化している層だとは思うけど(悲しいね)
『トランスジェンダー入門』の書評たち
武田砂鉄さん
http://seidoku.shueisha.co.jp/2308/read09.html
江原由美子さん
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/review/23913
桜庭一樹さん
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/review/24019
いわゆる入門書って情報まとめただけでしょ?と思われるかもしれないけれど、すでに書いてもらった書評だけでも三者三様の読み方でとても面白いです。
この本あとちょっとで読み終えそう。「クィア・スタディーズにはめちゃくちゃ興味あるけれど、いざそれに関する本や論文を読むと難しすぎてよく分からない……持病(うつ病)が憎い……」と思っていたわたくしにとっては、ありがたすぎる本だった。対談形式で読みやすいです。でも、LGBT入門本みたいにわかりやすさを重視した内容ではなく、「こうでもない……ああでもない……」と、現実の複雑さを再確認するようなものになっていて、非常に良きです。
慣れろ、おちょくれ、踏み外せ | 書籍 | 朝日出版社
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255013480/
他でも書いたことなんですが、アニメ「水星の魔女」について。楽しくみてはいたが途中から男性キャラの心理描写が丁寧になり、「女性二人の愛と冒険の物語」というよりは「僕ら男子が彼女たちを応援する物語」になったと感じた。
また、女性二人のカップルはモブ含め幾度か見たが、男性二人カップルの描写は「兄弟愛」以外にあまり目立たないことも気になっていた。
その分、ヒロインと男子キャラを戦わせてBLっぽい関係性を演出するなどしてBL好きなファン層を惹きつけてはいたが、常に保守系男性ファンの目線を意識してる印象は消えなかった。
なので公式がヒロイン二人の「結婚」を明言しようとせず、一度世に出た文言を消すまでしたことと自分の印象とは残念ながら矛盾していない。
クィアベイティング、つまり商業目的のためにLGBTQの権利に関心を寄せているアニメという批判があるが、より正確に言えば、同性愛嫌悪感情に配慮した作品なのだと思う。権利に関心を寄せるふりすらしてないのだから。
そして製作陣のトップも一部のファンも方はその罪深さをまだ自覚してない。この件で「みんなに配慮」できると勘違いしているのだ。
超絶うなづいている。
「第4章に明確に描かれるかたちで、フェミニズムからアセクシュアルが排除されるということは日本ではないと思います。なぜかというと、本で描かれている排除は「ポルノ論争」(*1)という文脈ありきのものだからです。この論争は、のちのセックス・ポジティブなフェミニズムの主流化の下地となりましたが、日本ではこの論争自体がありませんでした。けれど、だからといって、アセクシュアル差別がないわけではないし、いわゆるセックス・ポジティヴのフェミニズムが主流になっていないからといって、フェミニズムの主流が強制的(異)性愛の体制に無縁であるとはいえません。
たとえば、著名なフェミニストが「オトコは自分のペニス一本しか知らないけれどもオンナは何本も知っている」と述べたことがあるらしいのですが、この発言は問題含みです。男性特権を崩す文脈でなされた発言であるのは理解できるにしても、そもそも「知らなくていいじゃん」ということこそフェミニズムの役割だったのではないでしょうか。」
BBCがMastodonサーバを実験的にたてたそうで。半年間やってみるんだって。
よし、皆でかいぐりして住み着いてもらおう~~・・・!?!?(かいぐりって何、かいぐりって)
ってか、.bbcなんだねえ・・・
https://social.bbc/about
後でどれかフォローしてみやふ。。。名前が通っていて人気を集めやすい組織とFediverseは、割と相性がいいと思うけれども
この傾向を更に延長した先にあるのが、大阪の空襲被害を展示する市立博物館の「ピースおおさか」の展示だ。
維新主導による「改装」ののち、それは日本のアジア「進出」を正当化し、太平洋戦争を欧米への抵抗として描くセクションから始まるようになった。
そもそも、歴史修正=ヒストリカル・リビジョン、つまり歴史の見直しというものが、ドイツおけるドイツ戦争被害者への注目に端を発したことも思い出してよい。
「我々の側の死者も悼まれるべきだ」という発想それ自体はせいとうだが、そこには危うさが常に含まれる。
ドイツ人の犠牲に大きな反省を含みつつ言及した名作、『ブリキの太鼓』の作者が、バルト海経由でのドイツ人引揚者の苦難を描くことを通じて歴史修正主義に合流してしまったことにも注意してよい。
「ヒロシマタイムライン」の例にもあったように、日本においてはその矛盾は日本帝国の植民地・被占領地の扱いとして現れる。そしてそれはもっと大きな問題の一部であるに過ぎない。
正面から書いておくけど、この件、何が遺憾であり、何に対して配慮を求めてるんだよ、と思う。
そもそもそれはどんな戦争であり、誰が始めたのか。それに対する「配慮」を欠いた抗議をすることは何を意味するのか。
もちろん、それとこれとは別だという考え方はある。世界に悲劇がたくさんある中で、日本で起きた大量死について、日本人が悼み、悲しみ、死者の尊厳を守らなかったら誰がそれをするのか。
そういう理屈はあり得るし、僕も広島に行ったときにそのことを随分考えた。
しかし、そもそも広島にある平和記念資料館自体が、すべての被爆者を同等に悼んでいるわけではない。「改修」後のあそこで見せられるのは日本人被爆者のヒロイックな姿だ。
広島に住むことを強いられていた朝鮮・韓国人の被爆者は一人しか紹介されず、その人がそこに来た経緯も、戦後の日本政府による扱いにも触れられることはない。
熱中症やコロナで子どもが死ぬのはだいたい全部大人のせいです これは熱中症の話
この暑さの中、部活を午前のみにして→一番暑い(熱くなりはじめ)のなか下校させて熱中症で死なせて、そんで話された内容が「ペットボトルの持参も認めて」……???
バスの話はわかるんだけど、根本的な話として、ペットボトル(凍らせとくことできるしこれはこれでいいんだけど)禁止とか携帯持ってくるの禁止とか、そんなん学校がどうこういう言って制限するのって不当でしょ。そういう不当を当たり前に受け入れて大人しく管理されて、管理されるのを受け入れないのは悪い子でわがままみたいに子どもを「しつけ」て、そもそもこんな暑い日に子どもを登校させるなよみたいな話すらできないで、学校(もしくは行政)の責任をもっと追及しろよという話もうすくて、
だからこれからも子どもたちは殺され続けるよ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/00cbb363c7646113769ed67f8c549a79b3f58f98
要望が多かったので、支援者(月額)というプランを追加しました。金額設定は任意で、デフォルトは住人プランと同額の25円/月になっています。
他のプランを参考に、月額換算して代わりに選択していただいてかまいません。
ちなみにOpenCollectiveは、それ自体が寄付で成立しているプラットフォームです。Fedibird Infrastructureを支援する際、300円のプランが345円になっていたりしますが、これにはOpenCollectiveに対する45円(15%)の寄付が含まれています。
この割合は変更可能で、増額してもいいですし、No Thank Youを選んで支援なしとすることもできます。
また、決済のプラットフォーム自体はStripeをメインに使っています。こちらは決済額の3.6%を手数料として支払っています。カード決済の手数料として考えても、十分にありがたい金額です。入金がすべてとりまとめられて定期的に銀行振込されてきますので、非常に便利です。
#fedibird #fedibird_info
Fedibirdのサービスは無料です。
運営に必要な費用は運営者が賄いますので、今後とも利用者が負担する必要はありません。
ただし、急激な利用者の増加、負荷の増大、サーバ単価の上昇や、運営者の経済事情の悪化などにより、維持が困難になる可能性もあります。そこで、寄付により、利用者自身でサービス維持に参加する方法を用意しました。
Fedibirdを安定利用できるよう維持に参加したい方、Fedibirdの理念に賛同し維持継続を後押ししたい方は、Open Collectiveによる寄付窓口よりご協力をお願いします。
https://opencollective.com/fedibird-infrastructure
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なお、この寄付窓口については、インフラに必要な費用に限定しています。このサーバが長く安定して続くことに対して、自分も関与していきたい、という方にご参加をお願いします。
また、サーバの安定維持に寄与する以外の特典はありません。
※ OpenCollective上で寄付者として名を連ねることはできます。匿名にすることも可能です。
インフラ以外の活動については支出せず、寄付を募る場合は、これらとは別の窓口で扱います。
それで、現在の毎月の費用ですが、fedibird.com、nightly.fedibird.comの費用を合わせて145,000円ほどです。
fedibird.comは、何か事件があって、急に休眠しているアカウントがアクティブになると負荷がオーバーするため、もう一台メインサーバを確保した方が良いかもしれません。その場合は175,000円となります。
目標としては、これを全額寄付で賄えるところに持っていきたいというところです。
なお、fedibird.comはアクティブが1万人いるため、アクティブ全員が住人プランで寄付してくれればおつりが出てしまいます。年額300円、月で25円のプランです。
実際にはそこまで望めないとしても、1,000人が住人(10人分)プラン(年3,000円・月250円)で支援いただければ、同様に足りる計算になっています。
冗談みたいなやつですが、住人(100人)プランというのも一応用意しておきましたw
一人一人はまったく無理する必要はありませんので、可能な範囲で、広くご支援いただけると幸いです。
なお、多額のこれまでの累積赤字がありますので、多少オーバーしても営利に該当する心配はありません。ご遠慮なくお願いしますw
#fedibird #fedibird_info
トランスヘイトを見ていられないのは
私自身はLGBTQ+ではない(と思っている)んだけども、トランスヘイトが日に日に高まるのを見ていられないのは半分くらい「自分ごと」なんですよ。
リタリンバッシングの時はメディアとカルト宗教団体、厚労、製薬会社、政治家、親の会(の一部だと思いたい)、世間一般の人々から「リタリンを不正に使って依存してる非常識な危険人物(丁寧な表現に置き換えました)」として非難され口を封じられ、意図的にデマと偏見をばら撒かれたり、味方だと思ってた人達から手のひら返されたり、公然と黙殺されて結局は薬を取り上げられて生活と精神を滅茶苦茶に踏みにじられた。
津久井やまゆり園の事件の時も、多数の「普通そうな人達」が障害者差別を平然と口にするわ国もろくに批判のメッセージを出さないわで一時は一人で外出が難しくなるほどの社会に対する恐怖と不信感を植え付けられた。
そういうのを思い出すんですよね。日常のありとあらゆるところに攻撃者の気配を感じて疲れ果てる感覚。
「人の言うことなんか気にしなきゃいいじゃん」
「配慮なんて要らない」
「じゃぁどうしろっていうの」
そういう言葉一つ一つにまで神経を削る感覚を。
昨日もリアルで「そうやって怯える感覚がわからない」という人(敵対的ではない)に少し説明をしたんだけど、それだけでも悔しさともどかしさ、そして恐怖で動悸がして手が震えそうになった。
属性を括ってのヘイトなんて「気にしない」でいられるならそうしたい。好きで気にしてるわけないじゃん。
でも「名指し」なんだよあれは。勝手に向こうから刺しに来るんだよ。自分のところに直接。
それが、マジョリティど真ん中を歩んできた人にはなかなか想像つかないようで。
9/29(金)にNHKカルチャー青山で、高井ゆと里さんと二回目のフェミニズムトークをいたします。
80〜90年代のクィア政治・理論の中心的テーマの一つに「アイデンティティ政治」の必要と限界があります。
当時社会を席巻していた性をめぐるモラル・パニックと広範なバックラッシュとが少しだけ形を変えて現在再び激化している現在、この問題系は新たな緊急性を帯びて回帰していると感じます。
その辺りをお話しできれば。
前回も、たとえばラディカルフェミニズムからストーンブッチにノンバイナリーの先達を見る高井さんと、クィア・フェムの歴史を重視する私との立ち位置の違いがお話していて面白かったのですが、今回もおそらく高井さんはどちらかというと当事者主義/ID政治に傾き、私はどちらかというとクィアポリティクスに傾く、という違いがありそうかな、と思っています。
【フェミニズムとアイデンティティの政治】
9/29(金)19:00~20:30
詳細とお申し込みは
↓ ↓
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1277343.html
(オンライン配信は別ページからのお申し込みです)
「インターネットを閉じよう」「いまはSNS見るのやめた方がいい」
それはその通り 対応として間違いではないのだが
本来的には途方もない理不尽なので、賢いやり方みたいなもしくは親切みたいな体でアドバイス風に言われたり、そうするのが当たり前の対応みたいに発信されるのを見てしまうと、やり切れなさがある
リアルでは片時も息をつげず見せられない自分があり、
言えない言葉があり、
話せる相手がおらず、
だからこそインターネットで、やっとどうにかSNSだったわけでしょ
別に全員とは言わないけどそういう人たちはいるし特に制限の圧倒的に多い若い人たち学生立ち子どもたちにとってはますますでしょ
リアルに場所を見つけずらくて、インターネットからも逃げなきゃいけなくて、じゃあどこに行ったらいいんだよっていう
どこにも居場所無くなっちゃうじゃん
それでも一度引っ込まないと危険な状態なんだから引っ込むしかないわけだけど
引っ込むには引っ込むで そういうのっぴきならない寄る辺のなさや切実さがあることは、言いたくはあるよ
インターネット閉じるしかない、sns見ないでいるしかない、そうするしかできない理不尽への怒りはあるんだよ
生きることは抵抗だけど、この言葉が今つらく響く人もいるだろうと思う。亡くなってしまった方が抵抗しきれない弱い人間だったということでは決してない。生きてるから偉いということでもない。でもわたしたちは、生きていたらもっといい社会にするための何かを、すごく些細なことでもできるかもしれない。今と比べものにならないような素晴らしい社会を見ることだってできるかもしれない。だからわたしは生き続けたい。この世の最悪を煮詰めたような辛さが今は続くけど、希望は失いたくない。できることをしていくしかないし、そうやって未来を繋いでいきたい。
今日は辛いニュースに触れて絶望を感じてる方、どうかいつも以上に自分を大切にしてあげてください。わたしも共にあります。
とりあえずついったーからの避難用。オタクとかマイノリティ関連とか趣味とか、運用方法未定。基本連合TL等にはのらない未収載でつぶやきます。