この本、新しい類書より文字が多いので単純に「歴史的背景とか知れるかな♪」と思いワクワク読み始めたが、「マリーアントワネットがポンパドゥール夫人が作らせたレースを売ったせいで(それをアメリカ人がイギリス王妃に高く売り、それを資金源に)アメリカが独立した」という陰謀論がバキバキに載っており、その他レース解説も「ここに刺繍されてる『カルロに捧げる』は『チャールズを毒殺せよ』という意味だ」とバキバキに書いてあり技法の解説が頭に入って来ない(な、ナンダッテ〜)
アブドゥルラザク・グルナ『楽園』、インド洋世界の絢爛豊満な文化を織り込んだ文学なんだが、最終盤に至ってようやく「これ」が下敷きなんだと気づいたよ、主人公の名前からして「そう」なんだけど……英語で書かれたインド洋イスラーム文学……(東洋文庫『ユースフとズライハ』解説)
南アジア、ペルシア、アラビア、そしてスワヒリの岸辺と東アフリカ内陸のきらめく詩の精華……
5/19に新刊『蜜蜂よ、夜々を遊行せよ』(18世紀インド幻想文学)出ます。