てことはつまりフォルネウスとソロモンって最後のふたりにはなれなかったけど最初のふたりになったんだよな
QT: https://fedibird.com/@me_kki/113391384078079806 [参照]
メギド72 8章2節読み終わった 予測した展開をこんなに超えてくるか……と脱帽しつづけていた
フォルネウスとソロモンの関係を考える時どうしても人間同士の尺度で考えてたけど、フォルネウスがやろうとしたことってヴィータという種族全体への関与(救済)であり、その過程で行われる罪を裁くのって人の身ではもはや、できないことなんだな。それが2節を読み終わってやっとわかった。てっきりフォルネウスのことをソロモンが殺すなり、その悪を許さないと決めるなり、なんらかの処罰を下すのだと思ってたけど。ソロモンにその資格はないんだね。フォルネウスのやったことは今後、本当に大量のヴィータを救うだろう。彼がやろうとしたことは革命なのだ。その過程で多くが死に、多くが救われ続けることになる。因果の量が多すぎてもはや善悪を判ずることはできない。だからフォルネウスの結末はソロモンの手を離れて、善悪なんて無視した、ヴィータ個人の恨みによって定められるんだね。
ソロバラなんですけど、バラムはこの先どんなに心を尽くしてソロモンを愛したとしても、ソロモンが死んだ時、他の人に「あいつは幸せだったと思うか?」って聞いてしまうと思う バラムはそれを断言できない ヴィータのろうそくの火のように短い人生を、バラムは理解できない
すみません8章2節読む前に1回ガチでフォルネウスが死ぬパターンを想定して話させて欲しいんですけど。今の予測なんですけど。
もし本当に殺さなければいけない時が来たとしても、ソロモンの脳裏にはフォルネウスがソロモンのことを親友って呼んでくれた日々のことがよぎるわけだし、フォルネウスが悪いっていくらわかってても、その記憶は刃を鈍らせるんだよな。個人的な親愛を破却して集団のために/世界のためにフォルネウスを殺すことは、また1段少年を王様にしてしまうのだろう。
フォルネウスだってそんなソロモンの感傷は分かっていて だけど、やっぱり理解はできないんだろう。フォルネウスはソロモンのことを親友って呼んだけど、二人は全然一緒ではなかった。もしソロモンに殺される時が来たとしても、フォルネウスはきっとソロモンのことを憎んだり恨んだりしないだろう。だってフォルネウスにとって、それはこれまでの人生で無数にあった「世界に拒絶される」体験のほんの一つでしかない。フォルネウスにとってソロモンは、殺されるその最後の瞬間まで、特別な男ではない。あるいは「親友」と呼んでいるあいだ、フォルネウスは、特別であるかもしれないという期待をソロモンに淡く抱いていたのかもしれないが。
とてもはやくひとりで走る